パリ近郊のシュタイナー学校情報まとめ

フランスに住みはじめてから、シュタイナー学校についていろいろと情報が入ってくるようになりました。

というのも、同居人がシュタイナー学校出身で現在も授業をもっていたり、私のまわりはどうもフランスのシュタイナー学校出身者が多いのです。

 

ということで、せっかくだし

についてまとめました。

 

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ルドルフ・シュタイナーが提唱した教育

シュタイナー学校は、思想家で哲学者のルドルフ・シュタイナーという人がはじめた独自の教育法を実践する学校です。

 

と言われてもたいがいは

「シュタイナーって誰?」

って感じですよね。

しかし彼の名前は知らなくても、「ヴェレダ(Weleda)」というブランド名を聞いたことのある人は多いでしょう。

ヴェレダはシュタイナーの理念に基づいて、オーガニックの原料を使った化粧品などを製造しています。

日本ではボディオイルがとくに有名じゃないかと思います。

それから、「ビオ・ディナミ」というワインの有名なオーガニック農法がありますが、それもシュタイナー発信です。

 

哲学的な方法をつかった学び

シュタイナー学校でどのような教育が行われているかというと、哲学担当の同居人いわく

シュタイナー学校では答えをストレートに教えてあげません。

自分で考えて見つけることが大事です。

その手助けをするために先生がいるわけです。

ときました。

はー、まあ国語とかならわかりますけど、数学とかはどうするんですか。

数学の公式も自分で導きだします。

それをサポートするのが先生。

物理の勉強でも、生徒は校舎の上にのぼって、ニュートンよろしく物を落とします。

ようするに自分でもやってみる。

それから、自分で発見したことをもとにノートを作る。

つまりシュタイナー学校では、「自分で考える」能力を育てるために重要である「哲学」を、ひとつの科目の枠にとどめず、何をするときにも応用すると。

そうすることによって生徒ひとりひとりのクリエイティブな能力が開花し、自分の頭で考えて創造することのできる人間が育つ、とのことです。

 

ひとりひとりが作る学習ノート

生徒の手づくり学習ノートを見る機会があったので、そのときに撮った写真を年齢が上がっていく順に並べてみます。

 

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このあたりは低学年ですね。

 

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勉強の内容が良い感じで進歩していきます。

 

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ここでたぶん中学生くらい。

 

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高校生くらいになると、情報収集力とまとめ力がさらに上がってきます。

 

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これも高校生ですね。眼球の図解。

 

なるほど、これだけ調べて構成して書けば、記憶に定着しそうですね。

テーマもそれぞれの生徒が自分の興味あることを選んでいるみたいだし、そういう勉強はきっと楽しいですよね。

 

パリ近郊にある二校の雰囲気

パリの近くにはシュタイナー学校が二ヶ所あります。

立地も敷地内の雰囲気も全然違うので、少しご紹介。

 

VerrièresにあるEcole Steiner-Waldorf

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(この画像はGoogle Mapsより拝借)

こちらの校舎はパリ南郊外にあり、敷地がとても広くて、森の中に学校があるみたいです。

校門からしばらく歩いていくと、講堂があります。

ここで、音楽だったり演劇だったり、生徒が自分たちでつくりあげたものを発表するそう。

 

もう少し行くと校舎があり、校舎のほかにも

  • 食堂
  • 木工的な手仕事をするところ
  • 幼稚園児が遊ぶところ

など、小さな建物がいろいろあります。

設備のひとつひとつが開放的で、建築に使っている素材も自然な感じです。

 

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こういう感じなんですけど、ちょっとFFっぽくてファンタジックじゃないですか!すごく好み!

ビジュアル的には「ワンダープロジェクトJ 機械の少年ピーノ」の世界も近い気が・・って細かすぎて伝わらないと思うのでやめておきます。

 

ChatouのEcole Perceval

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こちらの校舎はパリの北西にあって、Verrièresよりも都会的な環境のなかにあります。

門を入ってほどなくしてあらわれる、こちらが中学校までの校舎です。

昔はブルジョワの家だったとのことで、入ってみると部屋数が多いです。ブルジョワすごい!

 

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校舎の中から敷地を見下ろしてみた図。

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これは、校舎の裏側にある、セーヌ川沿いの運動スペースを見下ろしてみた図。

 

森はないですが敷地は広めにとってあり、ほかに

  • リセ(高校)の校舎
  • 体育館
  • 音楽のホール

などがあります。

全校生徒はおよそ400人だそうなので、幼稚園から高校まであることを考えると、わりに小規模です。

 

ここでひとつお金の話でも

tarif_chatou

学費はChatouとVerrièresで少し違うらしいですが、これはChatouで2016年にもらったもの。

クリックで大きいサイズの画像が見られます。

 

幼稚園から高校まであるからして、学年によって学費がけっこう違いますね。

一ヶ月だいたい310€から370€、学校で食事(オーガニックです)を用意してもらうならプラス100€ちょっと。

ってことは、うーんうーん、日本円だと5万から6万強!どんぶり勘定。

 

シュタイナー学校の卒業生もいい感じ

私の理解したところでは、シュタイナー学校は

  • 自分で考える力
  • クリエイティブな活動

に力を入れた教育をしています。

そして、私のまわりのシュタイナー学校出身の大人たちには

  • 世の中のいろいろなことに興味があって
  • オープンマインドで
  • アーティスティックな感性の持ち主

という共通点があります。

ご想像のとおり、みんないい感じです。

ということで、パリ近郊のシュタイナー学校の雰囲気が多少なりとも伝われば幸いです。

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3件のコメント

  1. しほさん、
    初めまして。池田と申します。
    本日フランス赴任の内示が出た会社員です。
    高校1年生の娘がいますが、パリ近郊で行ける高校を探していたところ、
    しほさんのこのブログを見つけたので、質問させていただきます。
    娘は多少英語は分かりますが(英検準2級レベル)、フランス語は全く分かりません。Ecole Steiner-Waldorf Verrièresは娘のような子でも受け入れてもらえるのでしょうか?
    また、しほさんの感覚では、娘のような子でもこの高校でやっていけそうでしょうか?
    娘がフランスに行くとすると、恐らく年明け辺りになると思われますので、それまでそれなりにフランス語の勉強をすることはできると考えています。
    娘は勉強は好きではないですが、英語は不得意ではないようです。
    他に必要な情報があれば、ご連絡ください。
    以上、よろしくお願いします。

    1. はじめまして。さっそくChatouで授業を持っている同居人に聞いてみました。学校からの正式な回答ではありませんが、中の人の意見としてご参考になれば幸いです。

      入るときの語学力についてはあまり問題はないようです。ただ、B1レベルぐらいまで勉強しておくと、はじめの苦労が減るでしょうとのこと。発音や会話は現地でもいいでしょうし、文法や語彙だけでもそれくらいやっておくといいかもしれません。

      学校は受け入れ人数に空きがあれば、年度途中でも受け入れ可能であろうとのことです。また、Ecole Steiner-Waldorfには外国人の生徒もいるので、多様性に対してオープンな校風であるようです。その点、公立の学校よりはやっていきやすいのではないかと思います。

      参考になりますでしょうか?また何かご質問があればお気軽にコメントくださいませ。高校生のうちに外国生活の機会が持てるなんていいですね!

  2. しほさん、
    返信ありがとうございました!
    連絡遅くなりすみません!!
    返信いただいたらメールが来ると思ってました…(汗)
    「もしや...?」と思ってブログを見てみたら、即返信いただいてたのですね。改めて、すみません。
    Chatouの先生と一緒にお住まいなんですね。
    有用なお話がいただけて助かります!
    良さそうな学校ですが、パリから少し遠いのが難点ですね。
    他の学校も調べて検討してみます。
    また何かあれば質問させていただきますので、
    その際はよろしくお願いします。

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