フランスに住みはじめてから4年ほど経ち、紆余曲折の末、docomoの「電話番号保管」を解約しました。
最近は一時帰国(短くても1ヶ月は帰ります)のたびにmineoで契約していますが、無駄な固定費がかからないので、最初からこうすればよかったと思っています。
以下に詳細を書きとめておきますので、これから移住や赴任や留学する方のご参考になれば幸いです。
日本の携帯料金は高い
契約をそのままにしておくという考え方もありますが、そうするには日本の携帯電話料金は少しばかり高いです。
2018年9月19日の読売新聞の記事によると
調査したニューヨークやロンドンなど世界6都市の中で、東京が月額7562円と最も高かった。最も安いパリ(1783円)と比べると4・2倍に達した。
東京はパリの4.2倍!
フランスは携帯電話料金が安いなと思っていましたが、それにしても、それにしてもですよ。
ところで私はフランスでは、外出時にインターネットを使わない前提で
- 通話2時間
- SMSとMMS無制限
- インターネット50MB
という契約をしているのですが、契約期間縛りなしで月額2ユーロ(260円くらい)です。
休止しても無駄無駄無駄無駄
しばらく利用しない人向けの「電話番号保管」というサービスもありますが、私が理解したところではこのサービスは
「一時的に使わなくなるけれど、その状況が終わればまた使い続ける」
という人向けです。
「時々使ってまた休止して」
という人には向いていないと、以下の経緯を通して感じています。
渡仏初期
日本の携帯電話番号を残しておいて、帰国のたびにそれを使うことにしました。
月々の請求金額を下げるためにインターネットの契約は切っておきましたが、それでも年間にするとまあまあの額を払っていました。
渡仏2年目
ほとんど使わないので、「電話番号保管」をすることにしました。
渡仏3年目
一時帰国のときに「電話番号保管」を解除しようと思いましたが、
- 事務手数料がかかる
- 新たに定期契約プランをはじめないと、「電話番号保管」をしたときに解約扱いになった以前のプランの解約金がかかる
ということが判明しました。
事務手数料は知っていたけれど、ふたつめはちょっと大きくないですか?新たな定期契約プランも高いし、解約金を払っても高いし。
渡仏4年目
解約金のかからないタイミングを狙ってdocomoの契約を終了しました(海外から解約するのはなかなか大変でした)。
格安スマホで十分
「電話番号保管」を解除するのはどう転んでも高くつくことがわかったので、格安スマホを契約しました。
私はmineoにしましたが、三大キャリアより断然安いんですね。フランスの携帯電話料金と同じ感覚です。
そのうえ期間の縛りもないし、MNPでなくて解約なら解約金もかからないので、今では一時帰国のたびに契約して解約しています。
「電話番号が毎度変わるのが不便かな」などと思っていましたが、日本の友だちや知り合いも今やLINEやメッセンジャーで連絡してくるので、ほとんど関係ありませんでした。
まとめ
一年や二年の海外生活のあとで日本に帰る予定であれば、「電話番号保管」でもいいと思います。
それ以上に海外生活が長くなる場合は、日本を出発するときにいっそ携帯電話を解約して、一時帰国のときに格安スマホを契約するのがいいと思います。
私はわりとまとまった期間で帰るのでこうしていますが、帰国が短い人はプリペイドSIMを利用しているそうです。
(参考)
一度海外に出てしまうと、タイミングを見計らって解約するのはなかなか骨ですよ!