戦闘力を上げたくて「武器になる哲学」を読みました

2019年1月23日

私もやっぱり強くなりたいし波動拳とか使えるようになりたいじゃないですか。

ということで山口周著「武器になる哲学」を読みました。

いやあいやあおもしろかったです。

堀江貴文がドゥルーズ的であることを確認したり、ハンナ・アーレントの悪の陳腐さが現代日本に強力に現れつつあることを感じたり、自分の体育の成績が芳しくなかったのはマタイ効果のせいであるという裏付けが取れた感です。

 

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時系列より用途別

著者自身も言っていますけど、この本の特色は、いろいろな思想家や学者を時系列でなく扱っているということです。

用途別っていうんですかね。

つまり飛び道具を使いたいと思ったら波動拳、ソニックブーム、ヨガファイアー、気功拳が同じ章にまとまっているわけです(紹介は原則ひとり一技です)。

この整理のしかたは実生活への応用を考えても実用的だし、読んでいて退屈しないという意味でもまた実用的です。

時系列でのっけから「万物の起源は水である」とか延々やられた日にはピヨピヨしそうになりますしねぇ。

 

哲学畑以外にも武器はある

「武器になる哲学」ではあるけど、取り上げられているのは哲学者だけではありません。

ビジネスパーソン向けの本ということもあり、武器になりそうであれば数学者や経済学者や社会学者も出てきます。

これなんか読んだだけで強くなりそうな気がしますよね。

ナッシュ均衡 ー 「いい奴だけど、売られたケンカは買う」という最強の戦略

ジョン・ナッシュ(アメリカの数学者)

もう待ちガイルでケンカ売られるまでしゃがんでるわ!ナッシュだけに!

実際は待ちガイル云々の話でなくて「囚人のジレンマ」という有名な思考実験の話なんですが、このくだり自体が面白いし、知っておいて損はなしです。

 

考えるとっかかりが増えます

先人がどうやって思考したかをたどると、

「その発想はなかったわー」

という感じで、自分の思考の可能性も広がりますよね。

さらに、先人の思考の時代背景を知ることで

「なるほど、その時代に生きていたらそう考えるかも」

と思えたりして、自分の現在地点を相対化できる。

 

そういうふうに考えたりものごとを捉えるクセがついていけば、身の回りで起きていることを分析するとっかかりを多く持てるようになりそうです。

ただ、とっかかりが増えるのはいいんだけど、既存のパターンに当てはめてわかった気になるのはバカなので、そうならないように注意は必要ですね。

 

繰り返し練習あるのみ

一読しただけでもいろいろな発見があっておもしろいですが、この本は何度も読んで、武器を自分のものにしてこそ、という感じです。

つまり、一周しただけだと説明書で技のコマンドを見ただけなんですよ。

でも、タイミングよく波動拳を出せるようになるためには、コマンドを覚えて練習しなくちゃいけません。

というわけで折に触れて読み返しつつ、実生活に応用したいものです。↓↘︎→+○

 

私はさっそく、山口周さんの著作を他にも読んでみようと物色中。

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本の感想

Posted by しほ