国際結婚で失敗しないために(本当にあった怖い話)

外国人でいるって楽じゃないですよね、特に言葉がままならないうちは。

フランスに住む理由はいろいろだと思いますが、結局言葉が話せないとどうしようもありません。

来ればどうにかなるとはいえ、どうにかなってる人は「どうにかした人」です。

今日は私の見た「人生を人任せにしすぎたかも・・・」という女性の話。

 

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日本で出会ったフランス人と結婚・渡仏

Mさんは日本でフランス人と出会って結婚、渡仏しました。

パリ近郊の町に住み、子どもをふたり産んで育て、子どもたちは今では10歳前後です。

とここまでは良いんですが、私がパリで初めて会ったとき、彼女は離婚裁判を控えていました。

離婚するために家を出て、パリに住居と仕事を探しに来ていたのです。

 

言葉をほとんど勉強しなかった彼女

Mさんのフランス語力は、フランス語能力ゼロで渡仏して半年の私と、どっこいどっこいでした。10年以上住んでいても、ほとんど喋れないのです。

なぜかというと彼女のご主人は日本語が流暢で、家ではずっと日本語で通してきたとのこと。

Mさんは積極的に勉強もしてこなかったそうで、学校に行ったり働いたりもしていないし、なによりご主人との会話をフランス語に切り替えてもらうこともなかったよう。

そりゃ、何年住んでいてもフランス語でコミュニケーションがとれないわけです。

 

フランスでも日本語を話して専業主婦暮らし

彼女の言うことには

「私はフランスに来たかったわけじゃない」

「結婚相手がフランス人だっただけで、自分がこの国を選んだのではない」

なので言語を習得する気も起きなかったと。

Mさんは今までずっと、家にいて家事と子育てをしてきたそうです。

今のフランスでは男女共に働いているのが普通で、専業主婦は稀。女性も経済的に自立している人が多いです。

 

夫の浮気が発覚、離婚へ

そんなMさんに何が起こったかというと、ご主人の浮気(というか本気)です。

ふたりは離婚することになり、別居をして手続きに入りました。

Mさんは仕事と住居を探しにパリに移り、言葉が話せなくてもできる仕事を探していました。

最終的に彼女は日本食レストランのキッチンで仕事を見つけて、子どもたちと住める部屋を探しながら、裁判の準備をすることになったようです。

 

子どもがいる状態で離婚するということ

Mさんがパリに来ているあいだ、子どもたちはご主人のもとにいました。彼女には子どもたちと過ごす権利がなかったのです。

というのも、彼女は言葉ができないし仕事もないし、ようするに生活力がない。

そういう理由で、子どもたちの監護権は夫に渡ってしまったそうです。

彼女が子どもたちと生活するには、収入と、彼らを受け入れるだけの広さのある住居が必要です。裁判までに環境を整えないと、子どもと一緒に暮らすことはできません。

また、現在は日本もハーグ条約を批准しているので、父親の許可なしに子どもを連れて日本に帰ることはできなくなりました。

Mさんは、「子どもが成長するまでフランスにいなきゃいけない」と言います。

 

「何のためにフランスにいるんだろう」

彼女は

「自分の人生がどうしてこんなことになったのかわからない」

「何のためにフランスにいるんだろう」

と言っていました。

夫と別れ、子どもと一緒に住めるかどうかわからず、言葉も不自由な土地であと10年近くも暮らさないといけないわけです。

さすがに気の毒になり「じゃあお互いフランス語の勉強ですね」と励ましましたが、この状況でもフランス語習得のモチベーションは沸かないそうです。

「言葉ができれば、新しい彼氏だってできるかもしれないのになー」などと思う私でしたが、Mさんにそういった気持ちはないみたいでした。

 

国際結婚を続けるためは努力も必要

誰と結婚しようが、自分の人生の責任をとるのは自分です。

相手の国に移住する場合は特に、文化や言葉、慣習を学んだり受け入れる必要があります。

現地に溶け込む努力がなければ、カップルの関係が悪化する可能性もあるということです。パートナーもいつまでも通訳するのは疲れるでしょうしね。

日本人どうしであっても、結婚すれば幸せになれる保障なんてありません。国際結婚も同じで、さらに移住や言語の苦労がプラスされるくらいです。

でもそのぶん、価値観が広がったり豊かになったり、乗り越えている人にはちゃんと得るものもある・・・といいですねー。

 

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2件のコメント

  1. はじめまして。
    この登場人物の方はとりあえず一回は「同居」ではなくて「結婚」しているのだから、あなたよりも「高いステイタス」にいたと言えるのはないでしょうか?
    フランスはヨーロッパの中国と言われるくらい社会主義と共産主義のイデオロギーでいっぱいの国ですから当然「結婚」という形式は必要ないでしょう。
    サルトルもなんやかんやいって結局「結婚」という形式をヴォーヴォワールと取らなかったし、愛や結婚は意思ではなくて単なる感情なので逃げ道を作っておくのでしょう。
    シュタイナーシューレは反キリスト主義だし、女性の権利だと地位だのいって一番得をするのは2倍の利益もたらしてもらえる国家だし、子供の洗脳教育は
    個性伸ばすという学校に任せるということでしょう。
    私は音楽や芸術がわからない人の概念だけの意見は信用していません。

    1. はじめまして。
      「この登場人物の方はとりあえず一回は「同居」ではなくて「結婚」しているのだから、あなたよりも「高いステイタス」にいたと言えるのはないでしょうか?」
      というところが質問形式になっているので、その点について返信いたします。
      私は「結婚している」「していない」ことについて、どちらがステイタスが高いか低いかという判断はしません。結婚してもそれ以外の形式でも、カップルで合意した主体的な選択であれば、それを尊重するのが良いと思っています(その選択が個々の人生に何をもたらすかはまた別の問題です)。
      それ以降の文章については、私には論理的な整合性が読み取れないため、返信の言葉がありません。しかしながら、他に訪問なさった方があなたのコメントから何かを感じ取る可能性を考慮して、あなたのコメントを承認してこのやりとりをオープンにしておきます。それを管理者からの誠意と受け取っていただければ幸いです。

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