PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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はじめての歌舞伎座で4時間半、はたして楽しめるのか!

      2017/01/02

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先日はコメディ・フランセーズにはじめて足を踏み入れたわけですが、そのちょうど一ヶ月前は歌舞伎座におりました。日仏老舗の劇場って感じでいとをかし。

すごく楽しみで、 團菊祭五月大歌舞伎・昼の部、チケットが発売された日にインターネットで買いました。フランスから。朝6時に。

そういうわけで C’est parti ! ・・というよりも、いざ鎌倉!じゃなくて、いざ歌舞伎座!

 

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どこの席を買うかも大事です

チケット購入の前にひとしきり悩みました。インターネットで情報を収集したところ、

  • 一等席と二等席は役者の表情が見やすい
  • 三等席は遠いし花道もほとんど見えない、けど舞台全体が見渡せる

今回、一幕見席の線はないとして、うーんうーん、とりあえず三等席にしてみよう。三等席の真ん中で、前から三列目。あまり前過ぎると、手すりやなんかが近すぎて、花道がいよいよ見えないらしいです。ふむふむ。同行の母はすでに一等席経験済。まあ、これはこれでいいでしょ!

 

開場前に茜屋珈琲店でコーヒーを一杯

少し早めに歌舞伎座に着き、周辺をぶらぶらお散歩。向かって右手の道に入っていくと、茜屋珈琲店があります。

母「ここ、なんかで見たことある!入ってみよう」

そうですか、じゃせっかくだし。ということで開店直後のお店にイン。

古い喫茶店です。年代物の椅子の生地は擦り切れてぼろぼろになってますが、下手な張替えでもしたらこの味がなくなっちゃうんでしょうね。これはこれでをかし。カウンターの反対側の壁にはこれまた年代物の本が並んでいます。しかし歌舞伎関連の本は全然なく、落語とか、別ジャンルのものばかり。な、なぜなんだ!

と店内を観察しているうちに、コーヒーがふたつ運ばれてきました。一杯995円也。正直母も私も、コーヒーの味にはうとい。お茶派であります。

ごくり

母「あ。おいしい気がする・・・」

私「ほんとだ・・・」

おつりは五円玉が二枚。おじさん、怖かったけど、ありがとう!

 

銀座白金やさんで、幕間のお弁当を仕入れます

歌舞伎の楽しみといえばお弁当ですよね。母と私も散々ググり、Skypeで国際会議を開き、検討を重ねた結果

「よくわかんなくなってきたから当日そのへんで決めよう」

となりました。おらら。そこでコーヒーを飲んでお店を出たところ、隣に素敵なお店を発見。

母「ここ、なんかで見たことある!入ってみよう」

と言ったかどうかは忘れましたが、そんな感じで入ってみました。「銀座白金や」。いろいろな味の一口いなり寿司があります。柚子、牛蒡、紫蘇、ぜんまい・・・

イイネ!(横山剣さんの声で。ってそれじゃ横浜)

幕間のお弁当はこちらで決まりです。お会計の間、カウンターの脇をふと見ると、顧客の名前がずらり。もちろん歌舞伎役者の名前がたくさんありました。上品で可愛らしい、いなり寿司の折を持ってお店を出ます。接客してくれた方がとても優しい。ありがとう!

 

いざ歌舞伎座へ

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いよいよ歌舞伎座に入ります。そうなんです千秋楽だったんです。写真、切れちゃってるけど。

私たちは上の階の席なので、たしか3階分?をエスカレーターで上がりました。客席に入る前にお菓子やお土産を売っているお店が並んでいるので、ちょいちょい冷やかしつつ進みます。歌舞伎クリアファイルとかうっかり買ってしまいそう。ああ、なんかあの歌舞伎座限定おやつも食べたい気がしてきた。

 

予習もしないまま開演時間に・・・大丈夫なのか私

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いいですね!幕!

ここから4時間半の長丁場。演目はこれです。

  • 鵺退治
  • 菅原伝授手習鑑 寺子屋
  • 花街模様薊色縫  十六夜清心
  • 楼門五三桐

寺子屋と楼門五三桐は相当有名みたいですね。知りませんでしたけど。しかもなんの予習もせず、ちらしでざっくりあらすじを読む、ぐらいのレベルです。話ついていけるかなあ・・・

ところがどっこい、すごく楽しかったです。意外とわかりました。見てるだけでけっこうわかる!松王丸が実はあの人のあれだったとか、見てればわかる!歌舞伎鑑賞って、そんなに難しく考えなくていいのかもしれないです。

 

とにかく理屈抜きで楽しかったです

どれもこれも面白かったですが、とくに最後の演目の圧倒的な華やかさ。それに加えて中村吉右衛門と尾上菊五郎を見られた嬉しさで、幕が引けるのが名残惜しく残念でした。すでに4時間半も座ってるのに。

あとはやっぱり全体を通して、舞台や衣装のデザインと色彩がすばらしい。なんて洗練されてるんだ日本、と突如日本贔屓になります。

幕間のおたのしみ、白金やさんのいなり寿司も大変おいしかったです。甘めの味付け、薬味あれこれが好きな私の味覚にジャストミート。松の葉があしらってあるのもこころにくし。次も買います。

 

終演後は正面から出ましょう

観終わったら地下の木挽町広場へ、お土産など買いに行きます。歌舞伎座内からそのまま下りられるんですが、しかし、そうすると正面の出入り口でお客様を見送る奥様たちが見られない!

なので、正面から一旦出ましょう。ああ、あそこにいらっしゃるのは菊五郎の奥様、それから吉右衛門の奥様にお嬢様。雑誌「美しいキモノ」で見たまま!

 

まとめ

楽しいです歌舞伎座。楽しいです歌舞伎。行ったほうがいい。絶対にいい!

私はもう帰国のたびに東京を経由して、ちょっとずつ歌舞伎経験値を積んでいきたいと思います。いや、実は札幌でも見たことあるんだけど、市民会館とかだといまいち雰囲気でないんですよね。

さらに、ここ数年で端唄を習い始めたので、歌舞伎の音楽も楽しいです。あの三味線、唄、かっこいい!

本日の一冊

私のおすすめ歌舞伎予習本はこれ。「大向う」という歌舞伎独特の文化について知ることが、歌舞伎の演目と役者を知ることにつなげてあり、興味深くたのしい一冊です。

本日のお店

銀座白金や(ぷらちなや)

東京都中央区銀座4丁目13番16号 歌舞伎座横

http://platinumya.jp/

 

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