PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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はじめての歌舞伎座で4時間半、はたして楽しめるのか!

      2018/02/04




IMG_4806先日はコメディ・フランセーズにはじめて足を踏み入れたわけですが、そのちょうど一ヶ月前は母と歌舞伎座におりました。

もう楽しみで楽しみで、團菊祭五月大歌舞伎・昼の部のチケットを、発売日にフランスから買いましたよ。そういうわけで C’est parti ! いざ歌舞伎座!

 

開場前の一服とお弁当の仕入れ

早めに歌舞伎座に着き、お弁当を見繕うべくぶらぶらお散歩。幕間のお弁当も歌舞伎の楽しみのひとつですよね。母と私もさんざん調べ、Skypeで国際会議を開き、検討を重ねた結果

「よくわからなくなってきたから当日そのへんで決めよう」

となりました。

茜屋珈琲店でコーヒーを一杯

歌舞伎座向かって右手の道に入っていくと、茜屋珈琲店があります。まだ時間があるので入ってみました。なかなか古い喫茶店です。

年代物の椅子の生地は擦り切れてぼろぼろですが、これはこれでをかし。カウンターの反対側の壁にはこれまた年代物の本が並んでいます。しかし歌舞伎関連の本は全然なく、落語とか、別ジャンルのものばかり。な、なぜなんだ!

と店内を観察しているうちに、コーヒーがふたつ運ばれてきました。一杯995円也。母も私も、正直コーヒーの味にはうとい。お茶派です。

ごくり

母「あ。おいしい・・・」

私「ほんとだ・・・」

おつりは五円玉が二枚。おじさん、怖かったけど、ありがとう!

銀座白金やさんの、おしゃれいなり寿司

茜屋珈琲店を出ると、隣に銀座白金や(ぷらちなや)という素敵なお店を発見。

入ってみると、いろいろな味の一口いなり寿司があります。柚子、牛蒡、紫蘇、ぜんまいなどなど、日本人の幸せを感じる具のチョイスです。イイネ!お弁当はこれで決まりです。

お会計の間、カウンターの脇をふと見ると、顧客の名前がずらり。歌舞伎役者の名前もたくさんありました。おお。

松の葉があしらわれた、品よくおしゃれないなり寿司の折を持ってお店を出ます。接客してくれた方がとても優しい。ありがとう!

 

いざ歌舞伎座へ

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いよいよ歌舞伎座に入ります。そうなんです千秋楽だったんです。写真、切れちゃってるけど。

お菓子やお土産のお店をちょいちょい冷やかしつつ自分の席に向かいます。歌舞伎クリアファイルとかうっかり買ってしまいそう。ああ、なんかあの歌舞伎座限定おやつも食べたい気がしてきた。

座席選びのポイント

ところで今回の席は三等席です。インターネットで情報を収集したところ、

  • 一等席と二等席は役者の表情が見やすい
  • 三等席は遠いし花道もほとんど見えない、けど舞台全体が見渡せる

ということだったので、初心者としては全体を見渡したいと思います。

予習なしで開演時間を迎えました

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いいですね。幕。

ここから4時間半の長丁場。演目はこちらです。

  • 鵺退治
  • 菅原伝授手習鑑 寺子屋
  • 花街模様薊色縫  十六夜清心
  • 楼門五三桐

寺子屋と楼門五三桐は相当有名みたいですね。知りませんでしたけど。しかもなんの予習もせず、ちらしでざっくりあらすじを読む、ぐらいのレベルです。話についていけるかなあ・・・

前知識がなくても楽しい

と心配していましたが、面白かったです!初めてでもけっこうわかるものですね。松王丸が実はあの人のあれだったとか、見てればちゃんとわかる。

どの演目もそれぞれ楽しめましたが、個人的には最後の演目「楼門五三桐」がとっても良かったです。舞台装置の圧倒的な華やかさ、中村吉右衛門と尾上菊五郎を見られた嬉しさ。

それにしても歌舞伎の舞台装置と衣装は、デザインも色彩もすばらしい。なんて洗練されてるんだ日本、と突如日本贔屓になります。

終演後は正面から出ましょう

幕引き後は地下の木挽町広場にあそびに行きます。歌舞伎座内からそのまま下りられますが、しかし、そうすると正面の出入り口でお客様を見送る奥様たちが見られない!

なので、ここは一度正面から出ましょう。ああ、あそこにいらっしゃるのは菊五郎の奥様、それから吉右衛門の奥様にお嬢様。雑誌「美しいキモノ」で見たまま!

 

楽しいです歌舞伎座

楽しいです歌舞伎。行ったほうがいいです。私はもう帰国のたびに東京を経由して、ちょっとずつ歌舞伎経験値を積んでいきたいと思います。札幌でも見たことはありますが、市民会館だといまいち雰囲気でないんですよね。

さらに、ここ数年で端唄を習い始めたので、歌舞伎の音楽も楽しいです。曲もときどきわかるようになってきたし、長唄は凛としていて素敵ですね。

 

本日の一冊

おすすめ歌舞伎テキスト。「大向う」という歌舞伎独特の文化について知ることが、歌舞伎の演目と役者を知ることにつなげてあり、興味深く楽しい一冊です。見物前に「名優の横顔」「名場面の風景」で予習するもよし、読んでみてから見物するかを検討してもよし。ただ、読んだら見たくなると思いますけどね!

 

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