PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

*

【教会がにせもの】日本の結婚式を落ち着いて眺めたらたぶん変【やたらお金かかる】

      2017/01/11

p1220442先日フランスの結婚式にはじめて参列しましたが、日本での私のウエディング経験値はなかなかのものです。

類は友を呼ぶというだけだあり、友達は愉快な晩婚型(未婚型の可能性もあり)が大半であるものの、クリスチャンの家族の影響で私は幼少のみぎりより教会での冠婚葬祭に親しみ、大学以降はちょこちょことウエディングに関連する仕事をしていました。

そういうわけで、思うところはたくさんあり・・・というか、日本の結婚式、もうちょっと変わったほうがいいんじゃないかなあ。

 

スポンサーリンク

 

クリスチャンが教会でする結婚式

基本的にはみんな、自分の通っている教会で、自分のことをよく知っている牧師に司式してもらい、家族や友達に手伝ってもらって、教会のホールで手作り感あるパーティをします。もちろん例外もあり、仕事や付き合いの都合などで、挙式後に会場を移して祝賀会をするカップルもいます。

(注:北海道の結婚式は多くが会費制の「祝賀会」で、招待制の「披露宴」とはいろいろ違いがあります)

 

一番心に残っている結婚式のこと

私が高校生のとき、教会で素晴らしい結婚式のお手伝いをしました。

カナダ出張中の新婦に一目惚れした新郎が、それまでの生活や仕事を全部置いて日本まで彼女を追いかけてきて、猛烈にアプローチして、なんだかんだでめでたく結婚までたどり着いたときの式。挙式中に新郎が感極まって泣くという異色のパターンで、彼が彼女に心底惚れていることが伝わってきました。

式のあとに教会のホールで行われたティーパーティは、新郎の弟が進行役。家族と親しい友人の小さな集まりは、みんなリラックスして楽しそうでした。

 

「結婚式場の結婚式」を見たときの驚き

こんな感じで人生初期を過ごした私が、大学時代に「結婚式場」に出入りし始めた頃の驚きを想像していただけますか。

凝ったネイルしてヘア盛ってふわふわのドレス着て、日本人牧師か外国人牧師か選んで、 ビデオ流してケーキカットしてブーケのリボン引っ張って、お色直ししてビンゴしてキャンドルセレモニーやって、デザートビュッフェして風船とばして集合写真とって、とこれらが分刻みのスケジュールで進行される。

ああ、結婚式がこれほどお金のかかるアンダーコントロールなイベントだとは知らなんだ。

「せっかくだから」「一生に一回だから」って何かを増やすたびに、業者はけっこう儲けてる。そして、それを提案しているプランナーのうしろには結婚式場経営があり、そのうしろにはウエディング情報誌があります。ここに宣伝費をかけないとお客さんが来ないという結婚式場関係者の話。

 

この茶番をなんとかしてほしい

挙式プランに「外国人牧師」と書かれてるなんて、外国の人に言えない。

ついでに言うと、新婦が手紙を読んで会場一同涙っていう風習も変。

日本はこれでいいんだよという向きもあるとは思いますが、私にとっては、こういう細かいことが無意識のうちに差別につながっているのではないかということが問題。

世の中にはどんな肌の色の牧師もクリスチャンも存在するのに、白い肌であろう「外国人牧師」を選ぶこと、女性だけが「お父さんお母さん、今までありがとう」と手紙を読むことの意味を、考えてみたほうがいいと思う。

 

まとめ

結婚式をするときに、本当にそれが必要か・納得できるかを、「こういうものだから」と片付けずにいちいち考えてみるのってけっこう大切なんじゃないでしょうか。自分が思考停止しないためにも、業者が次々打ち出してくる演出にお金を払いすぎないためにも。

本日の一冊

「結婚式教会」という商業施設を、建築や宗教・歴史の観点から分析している本。信者のいない「教会のようなもの」を作れる日本は稀有な国なんだろうなあ。

 

スポンサーリンク

 

 - 日本のこと ,