PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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日本のクリスマスって、クリスマスという名の別の「まつり」ですよね

      2017/12/12




img_3952クリスマスおめでとうございます。

12月24日の深夜礼拝が終わると日付は25日になっており、教会では「クリスマスおめでとう!」のあいさつが交わされます。設定上イエス・キリストが生まれたので「おめでとう」。25日昼間のクリスマス礼拝に出てきた人どうしでも「クリスマスおめでとう」。

教会内はこんな感じで、みんなあくまで静かに厳かにうきうきしてるんですが、日本国内ではクリスマスとはたいがい無関係であろう謎の騒ぎが繰り広げられています。長年疑問に思っていたので、この際なんでこうなったのか調べてみました。

 

教会のクリスマスはこういう感じ

まずは教会のクリスマスをざっくり把握。

西方教会では、11月30日に最も近い日曜日から12月24日までの4週間をアドヴェントといい、ツリーを飾ったり、クランツというリースにろうそくを灯したりして、クリスマスを迎える準備をします。クランツのろうそくは日曜日ごとに一本ずつ増えていきます。

24日の深夜と25日午前中はあちらこちらの教会で礼拝が行われ、イエス・キリスト生誕に際し「クリスマスおめでとう」となります。

その後、1月6日の顕現日まではクリスマスの期間です。

 

日本のクリスマスの歴史

wikipediaからかいつまんでみると、

  • 1900年 明治屋が銀座に進出し、クリスマス商戦開始
  • 1927年 前年の大正天皇崩御によって12月25日が休日となり、祝いやすさ倍増
  • 1931年 「パートナーのいない”不幸な青年たち”」向けのディナーの売り出しがあるなど、恋人同士で過ごす傾向がすでに認められる
  • 1948年 12月25日が休日から外れるも、そのまま年中行事として定着

日本のクリスマスは明治時代に始まって、その後偶然12月25日が祝日になったこともあって一般に広まり、戦後には完全に定着したわけですね。

 

日本のクリスマスって本当にクリスマス?

クリスチャンの家庭で育った私が、教会のクリスマスと街中のクリスマスの間で毎年感じる疑問のかずかず。

  • 11月1日のクリスマスツリー点灯式:アドヴェントはじまってないのに早い
  • 恋人がいないと寂しい人に思われる:人の誕生を祝うのに恋人の有無を問われる筋合いはない
  • 恋人への高価なプレゼント:お前らの誕生日ではない
  • ケンタッキーフライドチキンが売れる:KFCうまいことやりやがったな
  • クリスマスケーキが売れる:ケーキ屋うまいことやりやがったな
  • フレンチレストランの予約がいっぱいになる:フレンチレストランうまいことやりやがったな
  • サンタの格好した人がケーキ売ってる:恥ずかしいので外国人に見られませんように
  • 24日夜をもってクリスマス終了、門松に早変わり:顕現日来てないのに早い

教会で見てきたクリスマスと街中のクリスマスが同じものとは、どうも思えないのであった。

 

あれはクリスマスという名の別の「まつり」です

私は正直クリスチャンとは言い難いですが、それでも日本のクリスマス騒ぎには呆れ気味です。教会ではクリスマス献金を集めて貧しい地域に送ったりしている中、高級なディナーを食べて高価なプレゼントを交換するイベントをクリスマスという名称で呼びたくありません。あたらしい名前をつけてやる!

本日の一枚

名前つけてやんよ!

 

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