PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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【梅は咲いたか】江戸時代のはやり唄、端唄をごぞんじですか【桜はまだかいな】

      2017/12/12




hit_4666年末ですね。

つい先日まで街中はジングルベルだったけど、年末年始から和ムードが盛り上がり、年が明けたら突如お琴のBGMが流れ出したりします。

そう、年末年始はほぼ唯一むかしの日本の音楽が流れる季節!

これに便乗して、私が習っている端唄のことを紹介しようと思います。フランスでも「端唄習ってます」とか言うと話が広がることもあるんですよ。日本文化のなにかを話せるって、外国に出るとけっこう大事なんです。

 

そもそも端唄とは

端唄(はうた)はざっくり言うと、江戸時代のはやり唄です。小唄やうた沢のもとになったもので、唄いかたは小唄などに比べてあっさりめ、撥をつかって三味線を弾きます。

現在の端唄は江戸時代のものとまったく同じではないらしく、一度盛り下がった端唄を復興したのが根岸登喜子さん。もとは小唄のお師匠さんで、その後端唄に転向されたそうです。江戸時代は楽譜などなかったそうですが、おかげで楽譜も編纂されています。

そんなこんなで現在では流派がいろいろとあり、「報知端唄鑑賞会」にかんするニュースから抜き書きしてみるるだけでも、

「青葉、浅井、江戸小歌、笹原、三味線豊臣、新水、千本、富樫、永野、端唄根岸、花季、英、藤本、本條、雅、若宮(五十音順)」

おお、たくさんありますね。

 

端唄のむずかしさ

ピアノを習っていたので音楽関係の習いごとははじめてではありませんでしたが、最初は曲を聴いてもなにがなんだか全然わかりません。

そもそも音程。こちらはピアノ頭で「ドレミファソラシド」ですが、三味線の弦は唄う人の声に合わせてどんな風にも調弦できます。ドのシャープとレの間とか、ミとファのあいだということが起こり得ます。ひええ。

その微妙な音程で、「やってんだかやってないんだかわからない微妙な節回しが多用される唄」と「唄とまったく別な旋律でありながら微妙に絡み合っている三味線」が奏でられるさまを想像してください。そうです、なにがなんだか全然わかりません。

 

端唄のおもしろさ

西洋音楽が入ってくる前の日本の音楽なんて考えたこともありませんでしたが、ちょっとずつ発見していくのは楽しいものです。

音楽だけでなく、詞に出てくることばもわからなかったりします。「ふさようじ」ってなんだろうと思ったら「はぶらし」だったとか、江戸時代のあれこれの勉強にもなります。そういった知識が増えてくるので、端唄をはじめてから歌舞伎とか江戸東京博物館とかすっごく楽しいです。

それと着物を着る機会が増えます。はじめは毎度毎度着せてもらっていましたが、集中的に練習して自分で着られるようにしました。着物いいです着物。もう生地を見たり触ったりするだけでわくわくするし、おばあちゃんの形見の帯とか小物もどんどん使えます。

 

端唄で江戸時代に親しんでみませんか

私は習いはじめて二年ぐらいで渡仏しましたが、一時帰国のたびにお稽古に通わせてもらっています。もうちょっと練習しないとなという感じですが、一応ちょっとずつ上達しているようです。いつか「端唄ってこういう感じですよ」とフランス人に聞かせられるようになりたいものじゃわいなあ。

 

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