PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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フランスのブルジョワ育ちってどういう人たちなのか

      2017/04/30

IMG_1902ある日、会話に「ブルジョワ」と「プチ・ブルジョワ」という単語が出てきました。

私はプチ・ブルジョワはおろかブルジョワの定義もいまいちわからず、「ある程度お金を持ってる人たち」以上のイメージがなかったので、どんなものだか聞いてみました。

 

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辞書による定義

本題に入る前に、念のため語句を辞書で引いてみました。プチ・ロワイヤル仏和辞典とLE ROBERTによると、ブルジョワは

  • bourgeois(e):ブルジョワ、中産階級の人;有産者
  • bourgeois, oise:Personne de la classe moyenne et dirigeante, qui ne travaille pas manuellement. (中流階級で幹部やリーダー、手仕事をしない)

とあります。同仏和辞典によるとプチ・ブルジョワは

  • petit bourgeois:下層中産階級者

ということらしい。ブルジョワの中でも下のほうってことですね。

 

ブルジョワの教育

しかし私にはブルジョワもプチ・ブルジョワも見分けがつきません。どう違うのか30字程度で述べよ。とフランス人に詰め寄ったところ、

「教育です」

と4字で明快な回答が返ってきました。お、おう、それじゃ詳細を述べよ。

「ブルジョワの子弟は音楽と古典文学の教育を受けています。楽器を演奏してクラシック音楽に親しみ、学校でカバーされない古典文学も家で読む」

なるほど。ブルジョワはお金だけでなく教養もないといけないんですね。

 

ブルジョワ的しぐさ

ところで上の話をしてくれた人の大叔母は典型的ブルジョワらしく、パリ郊外の高級住宅地ヌイイに住んでいます。

常にお手伝いさんを雇い、自分で家事をすることはないそうで、物を持ちあげるときは指の先でつまむようにするそうです。つまり重いものを持ったことがない・持つ必要がない人生を送ってきたと。すげー、、おっと失礼しました。

ちなみにニコラ・サルコジは1983年から2002年までヌイイの市長でした。右派です。大叔母さんもやはり右派の模様。高等教育を重視し、移民は好まないけど日本人は良いそうです。大卒日本人はセーフらしいけど喜んでるわけにもいかん・・・

しかしてこの話をしてくれた人は移民排斥に反対のアンチ右派。同じ一族の出で同じようなたしなみはあっても、考え方やライフスタイルは全然違うこともあるんですね。

 

まとめ

政治的立場はいろいろあるものの、ブルジョワには教養が大切であることは一貫しているようです。そして今日では「やりすぎ感」は時代がかって滑稽に映ることもあるので、教養を身につけてゆとりある生活をしつつ振る舞いは自然体、というのが現代的ブルジョワなのかなと思った次第。

 

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