PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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悪気はないけど、日本人は女性差別してます

      2018/10/18




p1220300日本で男女が平等でないことにはうすうす気づいていました。

うすうす気づいていましたが、フランスに住むようになって確信しました。

「人類がみんな幸せになればいいのに」

と思っているので、

「男女のあいだに不平等がなければいいのに」

と思うんですよね。

 

私と同じように思う方はぜひご覧になっていってください。

内容は以下の通りです。

  • 日本は世界で114位
  • 日本の無意識の差別
  • 日本は悪気がない
  • フランス人の感覚
  • フランス人はうるさい

 

日本は世界で114位

内閣府男女共同参画局によると、「世界経済フォーラム」の各国の男女格差をはかる「ジェンダーギャップ指数2017」で、日本は144カ国中114位だったそうです。

この指数は「経済、教育、政治、保健」の4項目で判断されていて、日本が大きく失点しているのは「経済」「政治」です。

 

たしかに、女性の働き方を見ていると「経済」には格差がありそうだし、政治家の男女比率を見ていると「政治」も男性主導ですよね。

進学率を考えると「教育」は格差が少なさそうだし、健康面を考えると「保健」はむしろ女性のほうが良さそう。

実感としてもわかる気がしますね。

 

日本の無意識の差別

日本の「無意識の差別」は日々感じているので、女性が差別されている例をいくつか。

 

「いいお嫁さんになるよ」

最近はこんなことを言う人もだいぶ減った感があります。

女性でこのフレーズを本気で言っている人って、もはや私の周囲では見かけません。

逆に言ってしまうのは、何不自由なく育った男性に多い。

それもただ「料理がうまい」とか「掃除洗濯の要領がいい」ことへの純粋な褒め言葉で、悪気はゼロです。

 

「結婚のご予定はありますか」

文化でもスポーツでも、女性が引退するときによく記者会見で聞く「結婚のご予定はありますか」という質問。

それを男性には聞かないということは、結婚は女性にとってキャリア変更の理由になるけれども、男性にとってはそうならないということでしょうか。

たぶんそういう質問をするメディアも、悪気はゼロですよね。

 

「山田太郎さんとご家族」

どこかの自治体の移住促進パンフレットを見ていたときのことです。

ある街に住む幸せなご家族の生活の様子が、いろいろなシチュエーションの写真とともに紹介されていました。

それはいいんです。

それはいいんだけど、タイトルが「山田太郎さん(仮名)とご家族」

夫だけじゃなく妻の名前も載せようぜ!と私は思う。

たぶんこの自治体も悪気はないですよね。

 

(余談ですが、夫の名前しか載っていない表札を見たときにも、妻の名前も載せようぜ!と思います。)

 

選択性夫婦別姓もできない

上の話で言うと私は、「選択制夫婦別姓制度」が成立して夫と妻の名前がそれぞれ載ればいいのにと思います。

だいたい、選択制夫婦別姓制度反対にあたって「家族の一体感が失われる」とか言ってる人って、婚姻で名字を変えるほうの人とその生家の「一体感」のことをどう思ってるんですかね。

どうせ自分とその生家の「一体感」は失われない前提だからどうでもいいんでしょうけど。

 

戸籍制度と筆頭者

問題の根本にあるもののひとつが戸籍制度ではないかと思うんです。

戸籍では世帯のメンバーが「筆頭者」に紐付けられていて、「筆頭者」というのはだいたい「夫」や「父」ですよね。

Wikipediaによると

「21世紀の現在では中華人民共和国(事実上形骸化している)と日本と中華民国(台湾)のみに現存する制度である。」

ということで、家族単位で国民を登録する戸籍と制度は、今日の世の中では独特だということにまず気づきたい。

 

日本は悪気がない

でも日本は「差別しようとして差別している」のではなくて、「差別的な慣習を無意識に守っている」という感じですよね。

だから悪気はないと思うんですが、「悪気がない」というのは「認識していない」わけだから、案外厄介だったりする。

 

「同じ実力があるのに昇進の話が男子に先に行く」

「女子だから喪主じゃない」

といったようなことを、不公平と気づかずに自分の幸運をただ享受してきた男子の無邪気さ、その理不尽に気づかない女子の鈍感さが、だんだんと差別的な社会を作ってしまうわけで。

 

フランス人の感覚

せっかくフランスに住んでいるので、フランス人による関連コメントも少しだけご紹介してみます。

 

「結婚のために退職?」

「日本の女性は結婚で退職することがある」と聞いて驚くフランス人。

それじゃ女性のキャリアはどうなるの?経済的な自立は?社会参加は?と疑問でいっぱいの様子です。

 

「日本の男性は同僚と飲んで遅くなるって本当?女性は怒らないの?」

男性が外で飲んでいる間に女性が家で家事や子育てをしていた日には、フランス人の疑問が爆発。

なぜ女性がそれを受け入れているのかもわからないそうです。

 

フランス人はうるさい

フランス人は「日本の女性は抑圧されている」と感じるらしく、

「日本にフェミニズムは存在しないの?」

と言っていました。

 

フランス人ってうるさいですよね。

この「うるささ」が、社会を変える力になっているんでしょう。

「ジェンダーギャップ指数2017」でフランスは11位だそうです。

 

問題意識は大事です

自分の受けた教育や、育った場所の慣習を

「本当にこれでいいかな」

と検証しなおすのは難しいことですよね。

でも、人間の権利や差別にかかわることなので、普段から問題意識を持って過ごしたいものです。

 

私は、女性差別については何も言わない女子も良くないと思うんですよ。

「そういうものよね」

「今を我慢すれば楽になるから」

とか女子どうしでやっていても、それじゃ人には伝わらない。

「それは変だと思う」

って、身近な人にでもいいから、少しずつ言っていったほうがいいんじゃないでしょうか。

まずはパートナーとか、自分の子どもとか。

 

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 - 雑記