PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

*

パリ第1大学(パンテオン・ソルボンヌ)の講堂と礼拝堂を見学しました

      2017/12/12




今日は授業の一環でパリ第1大学を見学してきました。

日本では「ソルボンヌ大学」と呼んだりしますが、正確には「L’université Paris-I-Panthéon-Sorbonne(パリ第1大学パンテオン・ソルボンヌ)」というようです。

ガイドつき内部見学ができるということで、ソルボンヌ・ヌーヴェルからパンテオン・ソルボンヌにみんなして行ってきました。ついでにいうと我らがヌーヴェルの校舎は全く見るとこないです。歴史もないしセンスもありません。残念。

 

ソルボン氏とソルボンヌ大学

1253年に神学者のロベール・ソルボン氏がひらいた教育機関がパリ大学のはじまりです。はじめは生徒16人に先生4人ぐらいの規模だったそう。

その後なんやかんやで学校は大きくなり学生も増え、やがて政教分離でもともとあった神学部は廃止されました。

1969年、五月革命の翌年には大学が再編され、現在はパリと近郊にある13の大学のうち、第1・第3・第4大学にソルボンの名前が残っています。我らがパリ第3大学も「ソルボンヌ・ヌーヴェル」です。

 

みどころ①大講堂

前半のハイライトはLe Grand Amphithéâtre(大講堂)です。

まずは講堂前ホールの天井のステンドグラス。

中央の船の部分はパリ市の紋章です。ステンドグラスの下部にはラテン語でパリ市の標語「Fluctuat nec mergitur」(Il tangue mais ne coule pas/漂えど沈まず)が書いてあります。和訳は「たゆたえど沈ます」が一般的なようですが、あえて開高健風に言いたい。

 

こちらも講堂前のもの。プラス・デ・ヴォージュって昔はプラス・ロワイヤルって言ったんですね。

 

こちらが講堂。900人を収容できるそうです。昔はもっと大きかったそうですが、セキュリティとか火気厳禁とかで、収容人数を減らしたとのこと。木の飴色と座席の布地の古ぼけ具合が良い感じです。

 

ステージ?から右を見るとソルボン氏がおられます。その横には講堂を囲むようにデカルト、ラボアジェetc。

そこから上に視線を移すと、いくつか裸婦像が描かれています。おーい、男子は服着て記名だけど女子は裸で無記名かい!と思ったことを正直に申し上げておきます。

 

みどころ②礼拝堂

後半のハイライトはChapelle de la Sorbonne(ソルボンヌ礼拝堂)。

外側の改修は終わったものの、中の改修はパリ市の判断待ちだそうで、「作業中」感あり、わりあい殺風景な礼拝堂です。

そもそもフランス革命の時にいろいろな装飾が持ち去られてしまい、さらには政教分離で宗教施設として使われることがなくなったとのこと。もう現役の教会としての機能はないんですね。

 

聖卓。後ろの照明も含めて美しい。断然好み。

 

ルイ13世の宰相でソルボンヌの学長でもあったリシュリューの墓の上の彫刻。チャンセル(礼拝堂前方の一段高くなっているところ)中央に、聖卓と向かい合う感じで設置してあります。この彫刻の顔もなにか気品があって良い。

この礼拝堂はもはや教会でなくなり、打ち捨てられた感があるんですけど、それが絶妙なわびさび感を醸し出していて妙に心惹かれます。

 

見学ツアー、なかなか良かったです

建物も「学問の殿堂」という感じですばらしく、ガイドしてくださった方の説明も豊かで面白かったです。こんなところで勉強してみたいなあと思いましたよね。機会があればぜひ見学もしくは進学してみてください。

見学は10人から30人のグループでの予約で、基本は平日だそうです。

La Sorbonne propose une visite guidée accessible à tous

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

 

 - フランス散歩 , ,