PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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古い家具を大切にする、フランス人のセンスある家づくり

      2017/06/07

フランスの住宅の内装というのは、大まかにふたつのパターンに分けられます(私調べ)。

  1. 細部に凝った昔ながらのスタイル
  2. シンプルでモダンなスタイル

だいたい、このふたつのうちどちらかです。そして、それぞれのスタイルに対応した家具の傾向というのもあります。これがなかなかおもしろいので、今までに観察したことをまとめてみます。

 

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1. 細部に凝った昔ながらの家と家具

「昔」という表現も曖昧ですけど、20世紀はじめぐらいまでに建った家ですかね。そういう家の内装の特徴。

こういう、ドアや壁、天井の装飾です。

そんな家を選んで住む人の家具は、大概クラシック好みです。アンティークOK、IKEA基本NG。じいちゃんばあちゃんから受け継いだ、古い木の家具などが良しとされます。

こういうのですね。不揃いな木の組み合わせかたや虫食いの跡も、勲章みたいなもんです。

下の写真はニースですが、古き良きヨーロッパ趣味って感じで素敵。

現代だとこういうのはひときわ贅沢ですね。ひときわっていうかほんっと贅沢ですね。

 

2. シンプルでモダンな家と家具

ここ50年ぐらいで建った家はシンプルな内装のものが多いようです。もしくは、建物は古くても内装をモダンにリニューアルしてある家。

壁や天井に装飾がなく、さらっとしてます。色は白系統。現代的に使い勝手よく設計された最近の家に、こういうタイプが多いです。

このタイプの家の家具は、前述の「昔ながらの家」よりも、北欧テイスト寄りの傾向にあります。家全体が明るいので、より明るい色の家具を合わせている印象。

ものによってはIKEAを取り入れるのもありです。ただし、やりすぎは禁物。古い家具も投入してバランスをとるのがコツです。

 

IKEAの家具の立ち位置

世代を超えて家具を受け継ぐことに興味がない人は、とりあえずIKEAです。本気で愛せる家具を探しているけど、なかなか見つからない場合のつなぎもIKEAです。子供用ベッドなど一時的にしか使わないものもIKEAです。

それとは別にIKEAが純粋に好きなヘビーユーザー・ikeiste(イケイスト)も存在し、これはまた別のカテゴリー。古い家具が好きな人にとっては、別の世界の住人です。これはどちらがいいとか悪いとかではなく、ライジングサンロックフェスティバルと歌舞伎座の客層が違うのと同じようなものです。

 

まとめ

フランス人は昔の家具をちょっとやそっとのことでは捨てずに、なるべく使い続けます。足りない家具を買うにしても、あえてアンティークものを探しに行く人もいます。こういった美意識で選ばれたものが積み重なって、味のあるフランスの家ができていくようです。

 

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