PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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お互いのシンプルライフに惹かれあうフランス人と日本人

      2018/02/04




(画像はシンプルライフを送っていると思われる犬です)

古い家のおかげでミニマリストになりそうです」で書いたように、なんやかんやでシンプルライフ願望が高まっているこのごろ。フランス語で関連本を購入し、ちょこちょこと読んでいます。

 

日仏共通のシンプルライフへの憧れ

少し前に日本では「フランス人は10着しか服を持たない」という本が売れましたが、その前にフランスでも無駄を削ぎ落としたライフスタイルを提案する本が売れていた模様。

フランス人から見た日本人のシンプルライフ

今回買ったのは、フランスで2005年5月に出版されて人気になったこの本。

その名も「L’art de la simplicité(シンプルに生きる)」Dominique Loreau著。

フランスで育った著者は日本で長く暮らし、日本の文化や生活をよくご存知のようです。そこで本の中にちょいちょい出てくるのが

「日本人はこのようにシンプルな生活をしている」

的記述。そうですね、日本ってこう、禅とかあるし、江戸東京博物館で見たら江戸の町人の持ち物ってすごく少なさそうだったし。江戸の暮らしってエコだよなあ。

日本人から見たパリジェンヌのシンプルライフ

そうこうしているうちに、早くもフランス語に疲れてきたので、Amazonで手軽な読み物を物色してサンプルをダウンロード。

その名も「パリジェンヌのように少ないモノでスッキリ暮らす」米澤よう子著。

サンプルのページ数が多かったので、親切だなあと思いつつ読みました。著者はパリ滞在経験がある方なんですね。そこでちょいちょい出てくるのが

「パリジェンヌは少ないものでシンプルに暮らしている」

的記述。まあそうですね、パリのアパルトマンって小さいし、フランス人は古いものをぎりぎりまで使い倒したりするし、ものをあまり買わない人も多いし。

 

隣の芝生はやっぱり青いのかも

これらの本を読んでいて、前からうすうす感じていたことを、はっきり思いました。

  • フランス人は日本人に「禅的な感じでシンプルライフを送ってそう」
  • 日本人はフランス人に「服10着とかでシンプルライフを送ってそう」

というイメージをお互いに持っている!

読者からすると、外国のライフスタイルって未知の部分が多いために、夢とか願望を重ね合わせやすいんでしょうかね。どちらにしろ、シンプルな生活を送りたいのはフランス人も日本人も同じようです。

フランス人がみんな10着の服で暮らしているわけはないし、日本人がみんな禅的生活を送っているわけでもないのに、世の中の情報をなんとなく受信していると、変な幻想を持ちそうになります。そんな錯覚に陥らないように気をつけるのもシンプルライフのコツのような気がしないでもない。少なくともシンプルライフ本がこれ以上増えるのは避けられるし。

 

本日の一冊

とはいえライフスタイル本って楽しいのよね。ドミニックさんの本は、物との付き合いを通じて「自分にとってなにが大切か」を見極める本のようなので、フランス語上達のためにも読み通したいものです。消費社会に疑問を投げかけているところも良い。

米澤さんの今回の本に出てくるパリジェンヌはフィクション感満載で、いち在住者としては「こんなパリジェンヌいるかなあ」感が否めません。ファッションのイラスト本のほうが余計なことを考えずに楽しめます。

 

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