PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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フランス人が結婚しない理由についてわかってきたこと

      2017/04/30

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結婚のコスパが話題になる今日このごろ。

「事実婚」「フランス婚」という言葉が流行ったように、フランス人の結婚に対する感覚というのは日本人にとって興味深いトピックです。というのも、結婚するカップルが少なくて婚外子のほうが多いとか、離婚率が高いとか、何歳になっても次のパートナーが見つけられるetc、フランス人の結婚と恋愛観は日本と違うことだらけ。

そこで、子供がいても何年付き合ってても結婚しないフランス人は何を考えているのか、自分が見聞きしたことをまとめてみました。

 

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結婚と離婚の手続きが大変

フランスでは結婚も離婚も手続きが煩雑で、日本のように紙一枚でとはいきません。

自治体によっても違いますが、結婚すると決まったら役所に赴いて日時を設定し、告示してもらい、決めた日時にやはり役所に行って市長の前で宣誓をします。離婚するときは必ず弁護士を立てなければならず、協議や手続きで時間がかかります。2年ぐらいはザラです。

正直面倒そうですね。おかげで二の足を踏んでいるカップルも多いようです。

 

結婚=当然するもの、ではない

フランス人は個人主義であると言われており、「俺がルールだ」な人たちの集まりなので、日本のように「これぐらいの年齢になったら結婚するもの」という、社会や親や親戚のおばさんからの要請がありません。自分は自分、人は人、です。

さらに、制度的に婚外子差別がなく、結婚していないカップルが子供を持つことも全く珍しくないため、妊娠がわかったからといって焦って結婚することもありません。女性も仕事をもって自立しているので、家庭に入るという発想もないですしね。

 

人の気持ちは変わるもの

人の気持ちというのは変わるものです。いくらお互いのことが好きでも、10年後、20年後もそうだという保障はありません。人間は変化するので、10年後の自分にとってベストなパートナーが今と同じとは限らないし、もちろん相手にとっても同じことです。

だから、今一緒にいたければ一緒にいればいいだけであって、いざというときに束縛になるような契約をする必要はないわけです。フランス人には我慢しながら婚姻を継続するという感覚がなく、子どもがいようがなんだろうが、だめになったら別れます。

 

法律は必要なものだけど、個人の自由も大切

もうひとつ、法律への姿勢の違いもあるかもしれません。

法律は必要なものです。例えば、私たちが道に出ても突然ボコボコにされて身ぐるみ剥がされたりしないのは、法律で守られているおかげだと言えます。すごく大事です。

でも、家の中、個人の生活の領域まで法律が入ってくることに抵抗のある人もいます。そういう人は、やはり法律による結婚を選択したがりません。法律に自分の人間関係を干渉されたくないからです。

 

まとめ

フランスでは「家族を持つこと」と「結婚」が必ずしも結びついておらず、結婚するかしないか、どのタイミングでするかといったことは個人の選択に任されています。結婚しないからといって真剣なお付き合いでないということは全然なく、それぞれが真剣に考えて、結婚について決めているようです。

 

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