PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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テレビやスマートフォンのスクリーンが子どもに与える影響のこと

   



先日たまたま話題にのぼった、子どもとスクリーンの関係について。

私は「見すぎなきゃいいんじゃない」くらいに思っていたのですが、同居人は「小さな子どもにテレビは必要ない、パソコンもスマートフォンもいらない」と言いだしました。

極端だなーと訝しげな顔をしていると、「ソースはあります。最近のテレビ番組(!)でも見ました」と言うので、そうかそうかと私も独自に調査したら、あらまあ、確かに良くはないみたいです。

 

カナダのメディアによると

(記事ソース:http://www.sciencepresse.qc.ca/actualite/detecteur-rumeurs/2017/03/23/impact-ecrans-enfants-4-choses-savoir/Agence Science-Presse)

こちらの記事によると、ケベックでは2歳半の子どもは週平均8.82時間テレビを見ていて、11歳から17歳の子どもは週に少なくとも35時間をスクリーンを見ることに費やしています。それが肥満を引き起こしたり、ブルーライトが睡眠を妨げたりするそうです。

また、5歳までというのは脳ができあがる時期であり、外部からの影響を受けやすいので特に注意が必要です。テレビをよく見る子どもは感情や振る舞いを制御するのが難しくなりやすいという研究もあり、そうすると学業に悪影響が出る可能性があります。

ただ、テレビやデジタルデバイスの影響についてはまだはっきりしない部分も多く、11歳以降の子どもはパソコンやインターネットを教育的な目的のために利用することもあるので、調査自体が難しいようです。

しかし、やはり小さな子どもへの配慮はしたほうが良いようで、カナダでは専門家が次のようにすすめています。

  • 0-2歳はスクリーンなし
  • 2-5歳は1日に最大1時間まで
  • 5-11歳は1日に最大2時間まで、ただし暴力的な描写のないもの

加えて米国小児科学会は2-5歳の子どもを持つ親に、

  • 教育的なプログラムを選ぶ
  • 説明したり疑問に答えるために、子どもと一緒に視聴する
  • 食事中、寝る前にはスクリーンを見せない
  • スクリーンを使用する時間を家族で分かち合う
  • スクリーンは共有スペースに置いて、大人が内容を確認できるようにする
  • 子どもが何歳であっても、遠くにいる家族と話ができるアプリケーションは使っても良い

ということを助言しています。

 

フランスのメディアによると

(記事ソース:http://www.psychologies.com/Culture/Ma-vie-numerique/Articles-et-Dossiers/Trop-d-ecrans-l-alerte/Trop-d-ecrans-les-risques-pour-les-enfants/PSYCHOLOGIES. COM)

こちらの記事でも、テレビやDVDなどの受け身で視聴するものは、2歳前の子どもにたいして

  • 体重が増える
  • 言葉が遅れる
  • 注意力が散漫になる
  • 世の中にたいして受け身になる

などの悪影響を与え得るとしています。

また、6歳前の子どもに専用のデバイスを与えることはメリットよりもデメリットのほうが多く、思春期の子どもがインターネットを利用しすぎた場合は、ザッピング思考になってしまって記憶力や内省力が衰退する可能性があるそうです。

ということで、そういった悪影響から子どもを守るために

  • スクリーンの使用を加減する
  • 長い本を毎晩少しずつ読み聞かせ、スケールの大きさに慣れさせる(ザッピングの逆ですね)
  • 子どもたちが話しているときに、適切な言葉を見つけるのを待ってあげる
  • 劇や音楽など、継続的な学習や記憶の鍛錬が必要な活動をする
  • 適切なスクリーン使用時間にもとづいた「約束」をする
  • 子どもと話すために、一緒に遊ぶ

ということをすすめています。

どうやら気をつけるに越したことはないみたいですね。だからといって突然「カナダやフランスを見習って2歳まではゼロスクリーン!」ってならなくてもいいとは思うんですけど、日本にこういう情報が少ないのが気になります。もっと情報があれば親がそれぞれ検討しやすいと思うのですが。

 

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 - 雑記