PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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何気なくリゾートホテルに泊まるとリゾート破壊に加担してしまうかも

      2018/08/06




一週間ほど、石垣島に行ってきました。

はじめてだったんですけど、ほんとに楽園ですね。あったかいし椰子の木生えてるし、バナナとかパパイヤなってるし、ごはんもおいしい。

でもって海がきれい!サンゴ礁ってすばらしいです。優勝。

という一般的な感想をもちつつ、それ以上にぐっときたのは、コミュニティのつながりの強さであるとか、昔の伝統を保存している集落のよさでした。

今回泊まったのは白保という、サンゴ礁で有名な地域だったんですが、たまたま「豊年祭」というお祭りの時期にあたりました。これは本当に幸運だった。

地域住民が協力して準備や練習をして、当日のそれぞれの役割をみんなで一所懸命遂行するという世の中のお祭りの原型が、今日も続いているという奇跡。

町内会の夏祭りから高校・大学の学校祭まで、世の中のお祭りには基本精神に共通するところがありますが、白保の豊年祭はその基本精神の原型を濃厚にとどめている感が満載です。

というわけで、地元の人とすれ違いざまに挨拶したり、小さなお店でお買い物したりごはんを食べたり、めまぐるしい現代社会とは違うリズムの生活を満喫してきたわけですが、そこでタイトルの件。

どうも白保の集落の北に、リゾートホテルを建設する計画があるみたいなんですよね。

その土地には下水道が整備されていないので、ホテルで使用した汚水は地下浸透にするという、世界的にも貴重なサンゴ礁の横でそりゃないよという計画らしいのですが、それを抜きにしても(全然抜きにできないけど)、こんなに素敵な集落のすぐ近くに、大きなリゾートホテルなんているかな?と疑問に思うのです。

観光客がどんどん来れば、昔ながらの暮らしをできるだけ守ってきた地域も、どうしても変わってしまうでしょう。この土地の人たちが代々伝えてきた文化がもしそれで失われてしまったら、あまりにもったいない。

せっかくだから、こういう素敵な地域は、できるだけ今のままでいてもらったほうがいいんじゃないかなあ。住んでいる人たちがそれを望んでるならなおさら。いくら資本主義だからって、無理やり大きなホテルを建てて、他人が代々力を注いで守ってきた文化と伝統まで消費の対象にしてしまっていいものか。よくないだろ。

というわけで、これからの旅行では宿泊先の選びかたにも注意しようと思います。

大きな都市では大きくて便利なホテルに泊まることもあるけど、小さくて素敵な町に行くときは、いつでもその地域に根ざしたスタイルの場所に泊まるようにしよう。

旅行の終わりには竹富島にも渡って、「この海、この家並み、21世紀の日本でほんとですか」みたいな趣深すぎる楽園だったわけですが、ぶらりと入ったカフェの壁に

「竹富島にこれ以上リゾート開発はいらない」

という旨のポスターが貼ってありました。外野ながら賛成です。私、どんなにお金持ちになっても、竹富島に泊まるときには、地元の宿に泊まります。

 

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