PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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日本文化についての知識をフランス人に追い越されてる場合じゃないです

      2016/12/07

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パリでは、洗練された文化や質の高い作品にたいして、古かろうと新しかろうと敬意が払われます。また、思った以上に日本に興味を持ってくれている人が多く、フランス人の日本文化への造詣の深さにはときどき驚かされます。

日本に生まれて日本に暮らしていると、自分の国のことをそれなりに知っているつもりになっていましたが、まだまだ知識が足りなかったみたい。そのことを教えてくれたのはパリのフランス人でした。

 

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映画の話はけっこう多いです

パリの街中には小さな映画館がたくさんあって、それぞれが独自のセレクトで映画を上映しています。中には古い映画を好んで選ぶ映画館もあり、そういったところでの日本映画の評価というのはかなり高い。黒澤明、小津安二郎はよく知られた存在です。

映画が芸術のジャンルのひとつとしてしっかり評価されているフランスでは、作品や監督について意見を交わすのも重要な会話トピックです。フランス人と映画を語り合いたいなら、自分の国の名作映画も押さえておいたほうがきっといいと思います。

新しいものでも、国際的に評価の高い作品は見ておくと会話が広がります。たとえば、私は渡仏した時点で河瀬直美を一本も見ていなかったのですが、いろんな人に「見た?」と聞かれて残念なことでした。

 

洗練された芸術も人気

パリでは日本文化の催しも多く、有名なところでは市川團十郎と海老蔵のパリ公演がありましたね。街で能のポスターを見かけたこともあるし、私は野村萬斎の舞台や上妻宏光の津軽三味線の演奏会に行きました。

美術関係では葛飾北斎など浮世絵が人気で、書店に行けば浮世絵画集、果ては春画をテーマにしたものまであります。浮世絵が19世紀のヨーロッパ、とくにフランスの芸術家たちに影響を与えたのは有名な話ですし、ルイ・ヴィトンのモノグラムにも日本の家紋の影響があるとか。

そういえば現代美術家の村上隆はルイ・ヴィトンとのコラボレーションをして、ヴェルサイユで展覧会もひらいていました。

 

話をふられたらいい感じで打ち返したい

こういうものを日常的に目にする彼らが、日本人と話す機会を見つけたときに話題としてふってくるのは当然といえば当然で、そういうときにいい感じで打ち返せなかったら、ボールを投げてきたほうは残念だろうと思います。

たとえ私たちが、フランスが好きで詳しくてフランスのいろいろなことを知っていたとしても、自分の育った地域の文化について語ることができなければ、ちょっとがっかりでしょう。

 

まとめ

自戒を込めつつ、日本人が日本文化にもっと目を向けたらいいなあと思うんですよね。パリジャン・パリジェンヌが素敵に見える理由のひとつには、文化の蓄積が知性になって内面からにじみ出ているということがあるんじゃないでしょうか。だとしたら、私たちだって日本文化を見直さない手はないわけで。

本日の二枚

小津安二郎と黒澤明はとりあえず見といたほうがいい、と思ってはじめは見たけれど、なかなかどうしておもしろい!

 

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