PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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料理と食べることがたのしくなる、戸塚真弓さんのおいしいフランス本

      2018/02/04




友だちが本を貸してくれました。今までまったく存じあげなかったのですが、戸塚真弓さんというかたの本です。

「じゃがいもびいき」「パリからのおいしい話」「パリの学生街 – 歩いて楽しむカルチェ・ラタン」の合計3冊。

フランスの料理はいつでも気になるし、どさんこからしてもフランスのじゃがいもはおいしいと思っていたので、ためになる話が満載でした。さらっと読めて非常にたのしいエッセイです。

 

人柄と教養が魅力的

お料理の話がたのしいことに加えて、戸塚さんの人柄がすてきだと思いました。フランスかぶれでもなく日本礼賛でもなく、いいバランスです。個人的には屁理屈をこねるフランス人を冷静に観察するところに共感しました。

フランス関連のエッセイって需要が多いからなんでしょうけど、ほんとうに玉石混交。表面的なことに終始する本も多くて、なんでそうなったのか気になる私としては、歴史とか宗教とか文学とか哲学にぜんぜん言及がないと物足りないんですよね。

やみくもに理屈っぽい話を求めてるわけではないんだけど、その人なりの知識や考察を読んだりしたいので、そういう点でも面白かったです。まあ「パリからのおいしい話」の序文が辻邦生という時点で、内容の薄いフランスエッセイと一線を画しているであろうことは想像がつきます。

 

著者の料理上手さがすごい

著者の食べ物にまつわる知識と技術、熱意がすばらしいです。

せっかくフランスにいるのにフランス料理にあまりトライしていない私は大いに反省。我が身を振り返れば、味は悪くないけど、文化の豊かさが感じられないワンプレートごはんを繰り返しておりました。日本食なら日本食でもっと真剣にやったほうがいいし、フランスの家庭料理ももっと作ってみよう。

「じゃがいもびいき」を読んだあと、さっそくグラタン・ドフィノワらしきものを作ってみました。やはりフランス人にはぐっとくる一皿であるのか、同居人よろこぶ。今日はじゃがいものピュレらしきものもしてみました。力技でやっちまいましたが、そのうちちゃんと濾し器を探しに行こう。

それにしても、今までじゃがいもの種類だとか、食べられるエスカルゴの種類だとか、なんて無頓着に過ごしてきたのだろ。生活を豊かにするものを、いろいろと見落としていた模様です。

 

本日の三冊

三冊読んだ中での私のおすすめ順。「パリからのおいしい話」は食全般にまつわるエッセイ、「じゃがいもびいき」は読んで字のごとくじゃがいもに特化したエッセイ。「パリの学生街」にはカルチェ・ラタンのいろいろな通りや広場が出てくるので、土地勘があるほうが楽しめるかもしれません。

 

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