めずらしくフランス料理のレストランに行ってきました。
タルタルステーキとマグレ・ド・カナルが今のところ好きなんですが、って一週間滞在した観光客と同等レベルのこと言っててすみません。
前回の外食はラーメンだったし、フランス料理をあんまり食べてないのです。
今回は知らないメニューにチャレンジするぞ!
今回のレストラン
お店は知人のすすめで「la Petite Périgourdine」というところにしました。
サンジェルマン大通りとパンテオンの間ぐらいにあります。
にぎやかで観光客も多めなので、混む時間帯は予約を入れたほうが安全そうです。
la Petite Perigourdine
39 Rue des Écoles, 75005 Paris
慎重にメニューを選びます
メニューを見てもどんな料理だかわからないものも多いので、同居人に「これ何?」「これは何?」とあれこれ解説してもらいます。
「テット・ド・ヴォー(Tête de veau)ってどんなの?」
「ああ、それね!すごくおいしいよ!」←説明になってない
「じゃそれにするわ!」
と即決したんですけど、私、いくら直訳が「子牛の頭」だといっても、何かのたとえだと思ったんですよね。
何せ同居人は臓物系が全然だめで、レバーも豚足も食べられないありさま。
なので子牛の頭といっても言葉遊びかなにかであり、まあ普通の肉だろうと呑気に構えておりました。
のうみそを すいとられた!
ん?
これは、
肉じゃない、脳みそだ!
いざ実食!
料理が来た瞬間は一応びっくりしたんですが、私は内臓系など平気なので普通に食べてみました。
普通においしいです。
このクリーミーでまったりとした甘さ…そうだ、白子だ。白子みたいな味がする。思えばテクスチャーも白子に近いです。
脳みその他にも、頭のどこかの肉とか、ゼラチン状のかたまりなんかもあります。
頭のなかって、けっこうコラーゲンとか脂肪分が多いんですね。栄養も豊かだそうです。
食べたら頭良くならないかなー、っていう発想がもう頭悪い気がしたので、口に出す前にぐっと飲み込む。
ソースはグリビッシュソース(ダルビッシュではありません)というらしく、
- マヨネーズ
- マスタード
- ピクルス
- ケッパー
- エストラゴン
などを混ぜたものです。これも悪くないんですが、テーブルに置いてある塩をきかせて食べるのもおいしい。
ところでポン酢で食べたらどうだろう、白子のポン酢おいしいしなあ、と思って向かいのフランス人に
「この味に似てる食材を思い出しまs」
「いや今やめて!食べてる途中だからやめて!」
何かを察したんでしょうか。
まあ、そもそも臓物嫌いだし、白子とか言われたら縮み上がるかもしれないもんね。やめておこう。
楽しい経験でした
初テット・ド・ヴォー、子牛の脳みそはまずまずの味でした。
私は白子ポン酢のほうがいいけどね。
エスカルゴを食べたときに「ツブ焼いて醤油たらしたやつのほうがおいしい」と思ったのと同じような感じです。
レストラン自体は気さくな雰囲気だし地元の人も出入りしてるし、頼んだワインもおいしかったし、けっこういいんじゃないかと思います。
次は鴨か牛か、普通のお肉料理にしてみよう。
せっかくなので、その後食べた腎臓のレポートはこちらです。
【Rognons de veau】子牛の腎臓を食べました【ロニョン・ド・ヴォー】
コメント