PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

*

美的感覚も金銭感覚も厳しいフランス人のお買い物

      2018/08/06




フランス人と買い物をしていると、ちょくちょく、

「C’est cher pour ce que c’est」

というフレーズを耳にします。

「そのものに対して値段が高い」って感じの意味ですかね。

私の観測範囲内での印象ですが、フランス人は物の値段になかなかシビアです。

 

フランス人の買い物のしかた

独断と偏見による、フランス人の買い物のしかた。

  1. いいかもと思って手にとる
  2. 値段をチェック
  3. 素材や作りをしっかりチェック
  4. 本当に買うべきかいろんな角度から今一度考える
  5. 買う

解説しますと、

1.の段階は日本のお買い物と同じです。普通にデザインとか機能とか。

2.で、自分の想像をはるかに超える値段だったりすると、「C’est cher pour ce que c’est」が発動して、早くもみきわめが終了します。

それを乗り越えると、3.の品質チェックに入ります。フランス人は素材に厳しいです。服とかシーツであるとかカーテンであるとか、布系のものを買うときは、生地はなにか、品質はどうか、縫製の丁寧さはどうかなどきっちり見ます。家具を買うときには、どの種類の木材か、使い勝手はどうか、耐久性はどうかなどをチェックします。

この品質チェックでは、素材の良くない新品よりも、素材の良い中古もしくはアンティークにより価値が置かれます。日本だと新品のほうが好まれる傾向があると思うんですけど、フランス人は素材重視で古いものでも良いものは良いという判断をします。

というわけで、素材のクオリティと値段が釣り合っていなかったりすると、ここでも「C’est cher pour ce que c’est」が発動します。

それもクリアすると、4.の熟考モードに入ります。ここでは見た目の美しさや機能、値段、それから素材という、これまでの判断ポイントを総動員しつつ、本当に自分がそれを気に入っているか、色やサイズはぴったりか、他の持ち物との調和はどうか(手持ちの服と合うか、他の家具と並んだときにどうかetc)をじっくり考えます。

とここまできて、全部納得できたら購入となります。

はあ、買い物ってひと仕事ですね。無駄なお金を使わない、無駄に資源を消費しないという点ではすばらしい。

しかし日本で買い物をするフランス人の通訳はなかなか骨です。「これだけ根掘り葉掘り聞いて買わないなんてちょっと悪いなあ」などと思ってしまう生粋の日本人の私でございました。

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

 

 - フランス観察 ,