PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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美的感覚も金銭感覚も厳しいフランス人のお買い物

      2018/09/05




フランス人と買い物をしていると、ちょくちょく

「C’est cher pour ce que c’est」

というフレーズを耳にします。

「そのものに対して値段が高い」

という感じの意味です。

フランス人は物の値段になかなかシビアで、買い物にも時間をかけます。

私の思うフランス人の買い物ステップは次のとおりです。

  1. いいかもと思って手にとる
  2. 値段をチェック
  3. 素材や作りをしっかりチェック
  4. いろいろな角度から今一度考える
  5. 買う

せっかくなので順番に解説していきたいと思います。

 

1. いいかもと思って手にとる

日本のお買い物と同じで、普通にデザインや機能をみます。直感的な感じです。

 

2. 値段をチェック

とりあえず値段を見てみて、自分の想像をはるかに超える値段だと

「C’est cher pour ce que c’est」

が発動して、早くもみきわめが終了します。

 

3. 素材や作りをしっかりチェック

それを乗り越えると、品質チェックに入ります。

フランス人は素材に厳しいです。

服とかシーツであるとかカーテンであるとか、布系のものを買うときは

  • 生地はなにか
  • デザインはどうか
  • 縫製の丁寧さはどうか

などきっちり見ます。

家具を買うときには

  • 使い勝手はどうか
  • どの種類の木材か
  • 耐久性はどうか

などをチェックします。

 

この品質チェックでは、素材の良くない新品よりも、素材の良い中古やアンティークにより価値が置かれます。

日本だと新品のほうが好まれる傾向があると思うんですが、フランス人は素材重視で古いものでも良いものは良いという判断をします。

 

というわけで、商品のクオリティと値段が釣り合っていないと、ここでも

「C’est cher pour ce que c’est」

が発動します。

 

4. いろいろな角度から今一度考える

それもクリアすると、熟考モードに入ります。

ここでは見た目の美しさや機能、値段、それから素材というこれまでの判断ポイントを総動員しつつ、

  • 本当に自分がそれを気に入っているか
  • 色やサイズに納得しているか
  • 他の持ち物との調和はどうか(手持ちの服と合うか、他の家具と並んだときにどうかetc)

をじっくり考えます。

 

5. 買う

全部納得できたらようやく購入です。

 

まとめ

はあ、買い物ってひと仕事ですね。

無駄なお金を使わない、無駄に資源を消費しないという点ではすばらしいです。

 

この「フランス人のお買い物スキル」を身につけると、たとえ有名なブランド品でも

「デザインがいまいちなので C’est cher pour ce que c’est」

「素材があまり良くないので C’est cher pour ce que c’est」

ということがどんどん起こるので、タグやロゴに惑わされない冷静なお買い物をするのに役立ちます。

 

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