はじめて同居人お手製の料理を食べたのはタジンで、そのおいしかったこと。
フランス人料理うまい!素敵!と思ったかどうかは忘れましたが、よく考えてみたら至極簡単な料理です。
鍋とスパイスさえあれば大概おいしくできるので、ぜひレパートリーに加えてみてください。
タジン用のスパイス
まずはとにかくタジン用のスパイスを用意しましょう。
私はこれを使いました。Ras el hanoutといいます。
原料は、塩・こしょう・クミン・にんにく・カイエンペッパー・唐辛子・生姜・フェンネル・フェヌグリーク・コリアンダー、だそうです。
そのへんのスーパーで買えるので、フランスにお越しの際はぜひお試しください。
似たようなスパイスは他にも売っていますので、いろいろと試してみるのもまた一興です。
基本的な材料
鶏肉のタジンとマトンのタジン、2種類のレシピをご紹介します。
共通して必要な材料は、まずこちらです。
- タジン用スパイス
- オリーブオイル
- 玉ねぎ
- 塩
- お好みでコリアンダーなどのハーブ
これがベースで、あとは肉や野菜や果物によっていろんなレシピができます。以下参照。
鶏肉と洋梨のタジン
- 鶏肉
- 洋梨
- レーズン
マトンとプルーンのタジン
- マトン
- じゃがいも
- にんじん
- ドライプルーン
作りかた
基本的に目分量です。塩加減は食べるときに各自で調整できるので、だいたいで大丈夫。
1. 玉ねぎに火を通す
オーブンを予熱しつつ玉ねぎをみじん切りにして、タジン鍋に入れます。
レーズンありの場合はここで玉ねぎと一緒に鍋に入れます。
そこにオリーブオイルをたらーりたらり。
分量はジェイミー・オリバー、もしくはもこみちになった気分で「少しって言いながら今絶対大さじ4ぐらいいった!」みたいな感じで大丈夫です。
ようするに、玉ねぎが焦げつかない程度の量を入れてください。
そうしたら適当に全体を混ぜてなじませ、鍋のふたの凹みに水をなみなみ入れて、オーブンへ。
オーブンに入れてしばらくするとこうなります。
2. 具とスパイスを入れる
玉ねぎに火が通ったところで、鍋に具材を配置します。切り方は大きめでも大丈夫です。
具を置いたらスパイスをふりかけましょう。
こんな感じ。写真は鶏肉と洋梨のタジンを作ったときのものです。
最後に塩適量をぱらぱらぱらりとふりかけ、オリーブオイルをたらーりたらり、たらっぐらいな感じでかけます。
これで準備は完了なので、あとはやっぱり鍋のふたの凹みに水を補充して、オーブンに入れます。
3. じっくり火を通す
焦げない程度にじわじわ火を通します。
火の通り具合を見るときに、好きな人はコリアンダーなどのハーブを入れてもおいしいです。
お肉がほろほろになるまで火を通したら完成です。
タジン、できました!
鶏肉と洋梨のタジン。写真を撮る前にうっかり鶏肉をほぐしてしまいました…
マトンとプルーンのタジン。
全体にスパイスが効いていて、お肉はやわらかく、野菜と果物の甘みがでていておいしいですよ。
適当にやっても材料を変えても、大概おいしくできるのでご安心ください。
ただしフランス人いわく「タジンは豚肉でやっちゃだめ!」とのことです。
イスラム圏のお料理でしょうから、そりゃたしかにそうですね。
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