暗記の二度手間防止のために、仏語学習初期に知りたかったこと

新学期がはじまって2週間経ち、今度は「良い点数でB2、もしくはC1取得対策本部」に巻き込まれています。

そんなこんなで、相変わらず文法や単語の不足を痛感しているこの頃、学習初期に知っておきたかったことをまとめてみます。

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単語の覚えかた

ごく初期は単語帳を買ってはじめてもいいと思います。

でないと右も左もわかりませんしね。

しかしフランス語の単語帳は、英語のようにいろいろ出版されていません。

ですから、最初の一冊が終わったら、あとは学習中に出てきた単語を片っ端から小さいノートに書き出して、隙間時間に電車でバスや滞在許可証手続き待ちの役所で暗記しましょう。

出会ったその日に書きとめて、文脈を覚えているうちに復習すると定着しやすいです。

なかなか覚えられなくても、重要な単語であれば繰り返し出会って書き出すことになるので、そのうち覚えます。

名詞を覚えるとき

最初からやっておけばよかったなあと思うのは、男性名詞か女性名詞を覚えるために、un か une とセットで覚えること。

今は単語帳に、

une humilité:謙虚、謙遜」

のように書いて覚えています。

形容詞を覚えるとき

形容詞も、男性の場合と女性の場合の両方のパターンを書いて覚える。

「humiliant,e:屈辱的な」

という感じです。

動詞を覚えるとき

最初は何も考えず、

「parler:話す」

と暗記していました。

でもあとから知ったんですけど、フランス語の動詞って、de や à などの前置詞を使ってアレするときがあるじゃないですか。つまり

  • 「parler de quelque chose:…(もの)について話す」
  • 「parler à quelqu’un:…(人)に話す」

というように、前置詞を使い分けないといけないんですね。

さらにのちのち、これら前置詞によって関係代名詞の作り方まで変わってくることが判明。

たとえば、みんな大好き「dont」です。

試しに文を作ってみると、

「C’est un film dont j’ai parlé.(これは私が話していた映画です。)」

となるんですが、これは「parler de」という構造が分かっていないと作れない文なのです。

de をともなわない動詞「voir」で同じことをすると

「C’est un film que j’ai vu.(これは私が見た映画です。)」

となってしまうわけで。

つまりつまり、動詞と一緒にはたらく前置詞をセットで覚えておくことは、すごく重要だったんです!

おーい!最初に知りたかったよ!

というわけで、動詞と前置詞の関係は切っても切れないと悟り、観念してこの本を買いました。

タイトルもずばり直球で、「動詞とその前置詞」です。

これを一冊覚えた暁には動詞および関係代名詞の達人になっているであろう…

暗記は付属物とセットで

私は手探り状態でフランス語学習をはじめたので、こういうことにあとから気がつきました。

しかし、「最初から暗記のしかたを工夫していれば、もうちょっと効率的にできたのになあ」と思います。

そういうわけで、これから学習する方ははじめから「冠詞と名詞」「動詞と前置詞」をセットで暗記なさってはいかがでしょうか。

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