【世紀末】フランスに住むのは楽じゃありません【仕事適当伝説】

先日旅行に来た友だちは、パリの街並みに感動して

「うらやましい、私も飽きるまで住んでみたい」

と言って帰っていきました。

でも住んでみたら大変なことも多くて、銀行も役所も仕事ぶりがどうかしてるし、お店のサービスも世紀末的で、「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」な労働者がいっぱいです。

ルーブル美術館の前にはガラスでできた聖帝十字陵まである始末。

フランス生活はとにかく大変なんです。日本っていいなあ。

 

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銀行がどうかしてる

あれは滞在初期のころ、口座を開きに銀行に行きました。

最寄りの支店で担当者と話をしましたが、カルトブルー(キャッシュカードとデビットカードが一緒になったようなもの)の料金がどうも高い。

同居人が「小切手があればいいんじゃない」と言うので、とりあえずカルトブルーなしで口座を開設して帰りました。

しかしそのあとの不便なことったらもうあなた。

支払いできねーしATMで現金下ろせねーし、カルトブルーがないばかりに支店をたらい回しにされて二時間さまよったあげく「全店システムエラーで今日はお金を下ろせません」という日もありました。

たまりかねて口座を作った支店に行き、やはりカルトブルーが欲しい旨を受付で相談したら、どういうわけか最初に聞いた金額より安く作ることができました。

なん…だと…?

さらに油断すると知らないうちに口座維持手数料が上がっていたりするので、絶えず注意が必要です。

どんなんだ、銀行。

 

電話会社がどうかしてる

これも滞在初期のころ、携帯電話を持つべくお店へ行きました。

ところが、フランスではよくある話ですが、担当者によって毎回必要書類が違う。

異なる理由で出直しを求められること三回、ついに私は店を出てすぐの道端で噴火いたしました。

てめえらの血はなに色だーっ!

 

同居人の契約している別の電話会社も問題つづきです。

まず、ルーター不調による交換が一年に二回。

その後、会社合併による回線移行がうまくいかず、固定電話とインターネットが一週間不通になり、携帯電話は三週間不通。

不通の間の基本料金と、問い合わせに使った私の携帯の通話料金の返金交渉も、のらりくらりとかわされ続けています。ああ。

 

役所がどうかしてる

役所はちょっとググるだけで怒りの声がネットにあふれています。

時間がかかる、言っていることが前と違う、書類をなくされるなどなど、大変おそろしい。

私も移民局に書類を送って連絡を待っていたのですが、二ヶ月近く経っても返信がありませんでした。

しょうがないので直接行ってみたら、移民局が私の住所の番地をひとつ間違えて登録していたために、郵便物が届かず返送されていたとのこと。二度も(怒)

すでにこんなんですが、今後も滞在許可証の申請と更新が控えています。

私の地域の役所では滞在許可証申請でものすごく人が並ぶらしく、夜明け前から並んで半日待たないと質問すらできないという噂。無理無理無理無理。

 

合言葉は「友情・努力・勝利」です

このようにフランスでは、美しい景色の影で魑魅魍魎が跋扈しています。

「綺麗なバラには棘があるのさ」とはよく言ったものです。

これらの不条理を乗り越えて勝利をつかむためには、周囲の協力とフランス語習得の努力が不可欠。

そういうわけで私も週刊少年ジャンプよろしく「友情・努力・勝利」の三原則を胸に、フランスでがんばっていこうと思います。

 

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