PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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チケットを取る前に、杉江弘著「乗ってはいけない航空会社」を読もう

   

杉江弘さんによる「乗ってはいけない航空会社」という本を読みました。いやあいやあ勉強になりましたよ!巻末の

  • 「本当のエアラインランキング(安全度)トップ」
  • 「本当のエアラインランキング(安全度)ワースト」

は、次にチケットをとるときは断然参考にします。

安全性の本当の基準とはなんであるか、パイロットの技量、エアバスとボーイングの違い、緊急事態における操縦、国による事故調査の方針の違いなど、読み物としてもとても面白いです。

 

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著者の杉江弘さんについて

著者の杉江弘さんは日本航空の元パイロットで、ボーイング747で世界一長く乗務した記録を持ち、現在は航空評論家として活動されています。

ググったら公式サイトがありました。このサイトがやたらかっこいいです。見やすいし充実してるし、第二の人生の操縦も上手くいってそうだ。

杉江さんは日本エッセイストクラブ会員でもあるとのこと。納得です。「乗ってはいけない」を読んだ限りではエッセイもおもしろい予感がします。

 

サービスより機内食より、安全性

この本には、航空会社のサービスについての言及はほぼありません。軸はとにかく安全性で、

  • 航空会社の安全意識
  • パイロットの技量
  • 機材の特徴と安全性
  • 重大事故の分析

といった面から主に論じつつ、著者独自の基準による「本当のエアラインランキング」を掲載しています。

重大事故の例が延々と続くところでは「飛行機怖い」ってなってきますが、人為的ミスについて冷静に分析してくれているので、「安全意識の高い航空会社と技量の高いパイロットって大事!」と思えてきます。「もうサービスとか機内食とかどうでもいい!」ってなるレベルです。

 

この本のおもしろさ

航空会社の安全性について知りたいと思って読み始めましたが、最終的にはそういう情報よりも、著者のプロ意識にうたれました。

パイロットの技量、航空会社への忠告、国の事故調査への批判、整備士と管制官の仕事ぶり、どこもかしこも「飛行機事故を防いで人命を守りたい」という意識が一貫しています。

世界的にパイロットは不足していく傾向にあり、機長養成の簡略化や操縦システムの自動化が進んでいるようです。それじゃパイロットの操縦技術や緊急事態への対応力は下がっていくだろうし、本当にそれでいいのかと心配になります。そこで警鐘を鳴らし続ける杉江さんを心ひそかに応援しよう。

 

まとめ

どうも私は安全性に疑問のある航空会社ばかり利用してきたことが判明しました。チャイナエアライン、大韓航空、エールフランス。ああ、乗ったよ乗った。前回利用したアリタリアはいよいよ経営危機になり、弟も昨年、破綻直前のトランスアジア航空に乗ったありさま。今後はもうちょっと真剣に航空会社を選ぼう。弟にも「エバー航空乗れよ!」ってLINEしてきます。

本日の一冊

タイトルはちょっと脅し気味ですが、内容はむしろあたたかいです。著者のようなパイロットの飛行機にのりたいなと思わされます。

 

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