フランス人の彼氏とたまたま知り合って数年、今のところそれなりにうまくやっております。
その過程で思うところもあったので、外国人のパートナーを持つにあたり、チェックしておいたほうがいいポイントを僭越ながらお伝えしてみようと思います。
というかね、相手が外国人であるからといってロマンチックな気持ちになったりしてね、判断を誤ってはいけません!(パリ生活でなにか見た模様)
異文化を受け入れようとしているか
もうどう考えても重要です。
たとえば、あなたがどんなにフランス文化に心酔していても「満場一致でフランスが最高」みたいなフランス人は却下したほうが賢明だと思います。
私の友だちに、フランス人と結婚してフランスに住んでいるタイ人女性がいるんですが、彼女の夫はタイ料理が苦手らしく、家でタイ料理はしないと言っていました。
私は彼女の作ったえびと春雨のサラダを食べましたが、ものすごくおいしかった。もったいないなー。
料理は生活に密着しているので当然といえば当然ですが、生活全般で異文化を楽しめる素養があるかどうかは、一緒に生活する年月が長くなればなるほど重要になってくると思います。
文化の違いってもう、食生活から生活習慣から子育てまでとにかくなんでも影響してきますしおすし。
人の気持ちを理解しようとしているか
外国人と付き合っていると、文化や言葉やビザの問題などなど、大変なこともあると思うんですよね。
でも日本人は気を遣ったりして、悩みや不満があっても伝えずにためこみがち。
そういう気持ちを思い切って伝えたときに、問題を理解しようとしつつ、サポート体制を示してくれる人を選ぶべきです。
「なにか問題でも?この国では普通なんだからしょうがないじゃん」
みたいな鈍感な奴だと腹の立つ対象が増えてしまい、とてもやってられません。
相手のまわりの人間関係はどうか
本人は自分のことをどうとでも言えますが、付き合ってる人々というのは、何も言わなくてもかなりのことを映し出しています。
ある人物を評価するに際して最も簡単で確実な方法は、その人物がどのような人々と付き合っているかをみることである。
なぜなら、親しく付き合っている人々に影響されないで済む人など、ほとんど皆無といってよいからである。
——ニコロ・マキアヴェッリ
だそうです。
それに、相手が付き合っている人たち=パートナーになった場合に自分も付き合う人たち、です。
彼らと話題や興味の対象が違いすぎると、のちのち苦しくなってくることが予想されます。
ようするに話とか性格が合わないわけで。
そのあたりを考えてみて、相手の属しているコミュニティが自分にとって心地よければ「思ってたのと全然違う!」ということにはなりにくいと思います。
ある程度付き合ってるのに友だちとか紹介してこない人は論外です。
いいですか論外です。怪しいでしょそんなの。
妥協、ダメ、絶対
相手のやりかたに歩み寄るとか、気持ちを理解しようとするとか、日本人どうしでも普通に大事なことばっかりですが、母語や文化が違う相手になると「そういうものかな」と妥協してしまうことがあります。
しかし移住や外国語が絡んできた場合は、言葉の問題や手続きの煩雑さなど要素が増えて、ただでさえ面倒なことが多くなるわけですから、よりいっそうきっちりと相手を判断したほうがいいと思います。
だいたいお付き合いのはじめはみんな感じよくするので、その辺も加味しつつ。
相手の目の色が綺麗とか優しいとかいう(そんなことは基本です)どうでもいい理由で、大事なことを曖昧にして人生を棒に振ってはいけません。
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