PhiloFrance フィロフランス

語学力ゼロでフランスに渡ったどさんこが、いかにしてフランス語を学習し、フランス社会を観察し、フランス生活に適応していくかの記録。

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フランス語の習得がうまい人は「フランス語の考えかた」を理解するのがうまい

      2017/01/01

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外国語を勉強していると、言語ってなんなんだろうと気になってきます。「どの言語を使うか」によって「どう考えるか」が変わるからです。

言葉を勉強するときには「その言語の考えかた」を知るのがすごく大切だと思います。そのあたりに、外国語をうまく操れるかどうかのカギもあるような気がします。

 

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日本語の時制

フランス人に「日本語の未来形ってどんなの?」と聞かれて考えた文章。

「来月、日本に帰ります」

あれ?「帰ります」って現在形じゃない?「来月」くっつけてるだけじゃない?うーむうーむ、他に方法はないのか。

「来月、日本に帰るでしょう」

なんか違う。これだと仮定の話みたい。

つまり日本語の場合、「明日」「来月」などを付け足し、現在形を使って未来をあらわすということになりそうです。

 

フランス語の時制

そこにきて、フランス語には時制がたくさんあります。

  • 複合過去(主に過去の一点を表す)
  • 半過去(継続していた過去)
  • 大過去(過去の時点で過去)
  • 近接未来(わりと近い未来)
  • 単純未来(もうちょっと遠めの未来)
  • 条件法過去・現在
  • 接続法現在・過去
  • 単純過去(書き言葉専用)

細かい!日本人だって当然時系列は区別してるけど、ここまでバリエーションはないような気がします。

ということはフランス人の頭の中では、時系列を区別するレイヤーが日本人よりも厳密になっているのではないかと思われます。

 

フランス語は数量を忘れない

フランス語は、名詞に冠詞がつきます。さらに、はっきりしない量をあらわす冠詞まであります。

  • un pain は ひとつのパン
  • du pain は いくらかのパン
  • des pains は いくつかのパン

しかし冠詞をつけないバリバリ日本語脳の私にすると、別に何個でもいくね?という。いっこでも複数でもよくね?という。必要なときだけ適宜、「3個」とか言えばいいと思うんですよね。

ということはフランス人の頭の中では、言葉に変換するときに、ものの数量を常に意識していると思われます。

 

フランス語の考えかた

以上のことからも察せられるように、フランス語は「明晰さ」が特徴だそうで、そのために国際的なルールを書く時はよくフランス語が使われるそうです。

でもってそのフランス語の特徴が、フランス人の発想や考えかたに影響を及ぼしていることは想像に難くないですよね。だって始終フランス語を使って思考しているわけですしおすし。そうなるとやはり、しらずしらずのうちに「フランス語の考えかた」が精神にしみこむでしょう。

 

まとめ

外国語を習得するってことは、「その言語の考えかた」に合わせて脳みその使いかたを変えるということじゃないかと思います。その切り替えがうまいかどうかで、言語習得の得手不得手が分かれる気もします。

(「通訳の機械が実用化される」ってよく未来予測で言われてますけど、単純に機械で翻訳してしまったら、言ってることはわかっても「考えかた」がわからないというような、微妙な状態も増えるんじゃないかなあ、なんて思っています。)

本日の一冊

私たちは絶えず言葉を使って世の中のことを定義したり切り取っているわけで、それってなんなんだろうと思ってるときに読んでとてもおもしろかった本。

 

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