はじめてヴェルサイユ宮殿の内部を見学してきました。
ふだんは観光客でごった返しているという話で、予約をとったりツアーに入ったりしないと大変そうだなあと敬遠していたのです。
ところが1月最後の日曜日、天気が悪いにしても人が少なく、30分ぐらいでチケットを買って中に入れました。
やはり観光客は2015年11月のテロ前より少ないそうです。
そういうわけで、C’est parti ! Versailles!
時間配分に気をつけて見学スタート
宮殿に入ってすぐのスペースには、ヴェルサイユ宮殿の建築にまつわる資料や、王室関係の絵画が展示されています。
しかしこのあたりは軽く流して進むべき。
というのも、本題以外の場所に時間をかけすぎると、後半が駆け足になったり時間オーバーになったりします。
大きな施設は時間配分を考えて見学しましょう。
お城つき礼拝堂
こちらは中に入ってわりとすぐのところにある礼拝堂です。
フランスに住んでいる以上、もはやこれくらいでは驚きません。まあ豪華です。
窓枠からして粋を結集している
二階に上がり、窓枠にしばし見とれる。
こんなの全部の窓に作るなんて、考えただけで死にそうです。
鏡の間は予想どおりの豪華さ
残念ながらマリー・アントワネットのお部屋は工事中で見られませんでしたが、気を取り直して鏡の間です。
ああ、教科書に載ってた!
今まで鏡の間のすばらしい写真をたくさん見てきたせいか、天気が悪くて光があまり入らなかったせいか、思っていたほどの驚きはありませんでした。
しかしこの後に同行者が「これ、夜見たいなあ」と言ったのを耳にし、夜の鏡の間を想像。
うわ、いいかも。
夜、ろうそくの明かりでここが見られたら素敵だろうなあ。
えらい人のこてこてな寝室など
所変わって、ここは寝室ですね。
王様の寝室っぽい部屋がふたつあり、そのうちのひとつです(適当)。
それにしても装飾がてんこ盛りであり、こんなところで落ち着いて寝られねーよと思う私。
ロイヤルファミリーへの道のりは通し。
美術品の所蔵もいろいろあります
朕は国家なり!教科書に載ってた!
『皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式』。
こちらの絵は同じものがルーヴル美術館にもあり、画家自身の手による複製です。
ジョゼフィーヌの後ろに何人か女性が控えており、そのなかのひとりのドレスの色がピンクになっていますが、ルーヴルではみんな同じ色だそうです。
しかしこんなに大きな絵を二枚同じように描くなんて、考えただけで死にそう。
アンジェリーナでひと休み
ひととおり見学したあとは、宮殿内のサロン・ド・テ「Angelina(アンジェリーナ)」で食事とデザートをいただきました。
大変洗練されたお店で、食事もデザートもそれはおいしかったです(詳しくは「ヴェルサイユ宮殿内の「アンジェリーナ」で名物のモンブランを」ご参照ください)。
しかしランチとおしゃべりに打ち興じていたら、うっかり2時間が経過。閉館時間です。
通常の退館ルートが閉められてしまったので、中の人用の質素な階段を降り、木のドアを開けて外に出ると、そこはもう宮殿の敷地ではなくてヴェルサイユの街角でした。
こういう落差ってちょっとおもしろい。
好天時の庭園の写真をご覧ください
そういうわけで、この日は天気が悪かったし冬だったので、いつかの8月に撮った庭園の写真を。
お庭に行くのはこういう日が理想ですね。
水面に映ってる木が絵画みたい!
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