ブルターニュ名物クレープのレシピ、食事用とデザート用

ブルターニュ名物クレープのレシピ、食事用とデザート用

フランスのブルターニュ地方の名物に、クレープがあります。

ひとくちにクレープといっても生地は二種類あり、だいたいの場合、食事にするのはガレット(そば粉)デザートで食べるのはクレープ(小麦粉)です。

 

フランスに来る前は、食事としてのクレープには、ほぼ出会ったことがありませんでした。

日本でクレープのお店の前など通ると、とにかく生クリームで、個人的には厳しい。

 

そういうわけで、ほとんどクレープとかかわりのない半生を送ってきましたが、人生は不思議です。

今クレープ大好き。

簡単においしく食事をとりたいときに、とてもよいものです。

 

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基本のクレープ・コンプレットの作りかた

クレープリー(クレープのレストラン)のメニューを見ると、「crêpe complète(クレープ・コンプレット)」というのがあります。

これはハム・卵・チーズのクレープです。

カレーの具に例えると玉ねぎ・にんじん・じゃがいもぐらいのスタンダード感ではないかと思います。

 

この基本のクレープを、自宅で再現してみましょう。

といってもすごく簡単です。生地さえあれば余裕です。

 

用意するもの

  • そば粉のガレット生地
  • ハム
  • チーズ(ピザ用のものなど)
  • 塩・胡椒

 

調理の手順

  1. フライパンを熱して、バターを溶かし、ガレット生地を広げる
  2. 生地の中央にハムをのせる
  3. そこに卵を落とす
  4. チーズをいい感じでパラパラと広げる
  5. 生地の端を折りたたむ
  6. 卵の白身に火が通ったらお皿に移す
  7. 塩や胡椒はお好みで

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生地はかりかり、卵はとろとろに仕上げましょう。

 

ブルトン語ではかりかりのことを「クラーズ」といいます。

ガレットクラーズ。それが大事。

 

なお、お皿にはグリーンサラダを一緒に盛り付けるのがお決まりのようです。

 

アレンジも簡単

ガレットの具はかなり自由自在なので、私はよく

  • 炒めた玉ねぎ
  • 炒めたほうれんそう
  • 炒めたズッキーニ
  • 炒めたきのこ

なども加えてしまいます。

野菜の味と食感が入ると断然おいしいです。

 

デザートのバリエーションいろいろ

小麦粉のクレープ生地はしっとりしてもちもちで、フライパンであたためながらお砂糖とバターを溶かしてソースにするだけでもおいしく食べられます。

 

その他、デザートの定番フレーバーは

  • キャラメルソース
  • チョコレートソース
  • アーモンドペースト
  • 生クリーム
  • バナナなど果物

といったところです。

もちろん複数を組み合わせても良いです。

 

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手前はキャラメルソースのクレープ。

左に小さく写っているのはチョコレートソースと生クリームのクレープ。

 

私はチョコレート味にするとき、フライパンであたため中のクレープに、割ったチョコレートをのせて溶かしてしまいます。

アーモンド入りのダークチョコレートなんか使うとうまうまです。

 

クレープは手軽でおいしい

ガレットもクレープも手間がかからないし早いし、応用も無限大です。

 

ブルターニュのクレープリーでは

「豚の内臓のソーセージガレット」

「ポルチーニと玉ねぎと卵とそば粉クリームのガレット」

など、予想外のメニューが繰り出されています。

 

みなさまにおかれましても、クリエイティビティを存分に発揮しておたのしみください。

 

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