フランス人のキッチンには台拭きがありません

日本だと、食卓を拭くのは台拭きですよね?うちだけじゃなくてみんなそうですよね?

私はフランスに行くまで、他のやりかたがあるなんて予想だにしておりませんでした。

そこでフランスに行ったわけですが、聞いて驚いてください。

フランス人はテーブルをスポンジで拭くんですよー!

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台拭きのないフランス

驚いてもらえたか心配ですが、とにかく日本でいう台拭きというものがフランスには存在しません。

これは複数のお宅で目撃したので、たぶん本当です。大丈夫です。

いわゆる「台拭き」がないだけでなく、「台拭きのような布」もほとんど存在しません。

「あら、ここのお宅は『台拭きのような布』があるなあ」

と思っても、よくよく見たらそれで手もお皿もそのへんも拭いていたりして、日本人は、というか私は驚愕。

代わりにスポンジを使います

日本でいう台拭きの役割を担っているのが、食器洗い用のスポンジです。

フランス人は、テーブルが汚れたら、食器を洗っているスポンジをぎゅっと絞ってさっと拭きます。

食事のあとにパンくずが散乱していたら、スポンジでさっと集めて、スポンジでテーブルの端から手のひらに落として、ゴミ箱に捨てます。

テーブルクロスやランチョンマットに料理のソースを落としてしまったら、湿らせたスポンジでごしごしこすります。

といった調子で、食器洗いスポンジが台拭きの代わりをしているのです。

魔法のスポンジ

この万能スポンジで、キッチンの床のちょっとした汚れを掃除してしまう猛者も一定数います。

料理の途中でキッチンの床に食材が落ちたら、それを拾い上げて、汚れたところをスポンジでちょいちょいっと拭くのです。

で、そのスポンジでお皿も洗ってしまいます。

しかもフランスですから、キッチンもたいがい土足です。

日本人的には、というか私は非常にいやなので、同居人にはやめてもらいました。

郷に入ればなんとやら

最初はなんだかなあと思っていましたが、今は私も、フランスではスポンジでテーブルを拭きます。

慣れたら特になんとも思わないものです。

日本にいるときはもちろん台拭きを使います。

これを逆にするとしっくりこないのはどういうわけだろう。

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