しばらくブログをほっぽっていたのですが、そのあいだに大学院生になりました。
フランス滞在も通算およそ4年になり、今後のことをつらつら考えるにつけ「精神的にも経済的にも自立しないとフランスでの人生が楽しめない」という結論に達し、
「精神的な自立=語学力」
「経済的な自立=就業」
かなと思ったので、まずは大学院に願書を出してみて、受かったところに通いはじめました。
まずはフランスでの精神的な自立を目指して
私は言語でのコミュニケーションにかなりの比重を置いているタイプなので、このままフランスに長く住むなら、フランス語で自由自在に意思疎通できる能力がどうしても必要です。
しかし、必ずしも「日本語からフランス語に言葉を置き換えるのがうまい」=「フランス語がうまい」ということではないと思うのです。
本当にフランス語らしいフランス語を使うには、単語や文法の背後に「フランス語の思考の体系」がなければならない、ような気がする。
というわけで、「フランス人はどう考えているのか?」ということを学ぶために、フランスの大学に入るという手段をとりました。
もちろん大学に行ったからといってフランス人みんなの考え方がわかるわけではありませんけど、一端は覗けますしおすし。
だいたいな新学期
今週から新学期なのですが、右も左も謎だらけでドキドキです。
入学許可は出てるしオリエンテーションの連絡も来てるから入れてることは確実だけど、
- 事務手続きも終わってない
- よって学生証も持ってない
- よって図書館にも入れない
- たぶんそのせいで学内wi-fiも使えない
- 履修登録も指導教官を決めて面談しないとできない
という感じで、授業についていけるかという心配の前に、種々の登録を無事に済ませられるのかということでドキドキしています。
しかも授業初日なんか、朝に時間割をリロードしたらその日の夕方の授業がパッて消えたんですよ!
「時間割は新学期の前に当然確定していてオリエンテーションで表が配られる」的な日本の大学の残像を引きずっていた私には衝撃でした。
もう「こんな感じでだいたいはじまるのね」と思うようにしましたけど、最初は狼狽しますよね。
自分は果たして大丈夫なのか、それとも大学の仕事ぶりが大丈夫でないせいなのか、それが問題だ。
とりあえずやってみよう
あたふたしつつ、でも未知の環境であたふたすることがすでに学びであると考えれば、しごく順調に大学院生活がはじまりました。
入れたけれど出られるかはわからないのですが、まあ、やってみるしかないですね!
それから余談ですけど、一緒になった学生の大多数は学部からの持ち上がりであり、フランスで高等教育を受けずに、日本で学士を終えてのち直接フランスの修士に入学するパターン(私)は珍しいと、さっき先生に言われました。
なるほど人一倍あたふたしてるわけですよ。
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