パリといえば美術館めぐりですよね。
ルーブルにオルセーにオランジュリーにポンピドゥーセンター、それぞれ楽しいものです。
しかし展示が多くて一日がかりだったり、とにかく人が多かったりして、行くときはある程度元気が必要です。
でも、小さなギャラリーなら、お散歩しながら気軽に立ち寄れます。
というわけで、マレ地区にある素敵なギャラリーを3つご紹介します。
観光にも人気のマレ地区
マレ地区はパリ中心部、サンルイ島から少し北に行ったところにあります。
ファッション関連のお店や飲食店が集まっていて、おしゃれで活気のあるところです。
ご紹介するギャラリーは基本的にテュレンヌ通り(Rue de Turenne)沿いです。
コミンヌ通りの住人に聞いた話では、30年ほど前はこのあたりはお年寄りの多い街だったけれど、世代が変わってギャラリーがすごく増えたそうです。
PERROTIN PARIS
通りからこういう中庭に入ったところのギャラリーです。
2017年の秋にとても良い展覧会を見ました。
Klara KRISTALOVAの、苔の香りのする独創的な展示。
ほほおと見学していたら現代美術家の村上隆さんが入ってきて、ギャラリーの奥へと消えていきました。
PERROTIN PARIS
76 Rue de Turenne, 75003 Paris
Karsten Greve Gallery
テュレンヌ通りから少し入ったところです。
ここは撮影お断りのときもあって写真がないんですが、ひとつパンフレットの表紙を。
これ、よかったなあ!
ジョルジョ・モランディ(Giorgio MORANDI)。
ほとんどが静物画で、色彩と奥行きが絶妙。遠くから見たり近くから見たりして飽きません。
その後見たルイーズ・ブルジョワ(Louise BOURGEOIS)も、小さなデッサンが可愛らしくていいなあと思いました。
蜘蛛の絵も妙に可愛い。デフォルメのしかたが好きなんですね。
Karsten Greve Gallery
5 Rue Debelleyme, 75003 Paris
Almine Rech Gallery
たまたまドアを開ける人を見て入りましたが、これは大当たりでした。Genieve Figgisの展示。
小さい頃、水に油絵の具を浮かせて筆で模様を作り、それを紙に写し取るという技法をテレビで見て、マイブームになったことがあります。
あれを画布の上でしているような感じ。
これはやられましたね!
断然好み。優勝です。
Almine Rech Gallery
64 Rue de Turenne, 75003 Paris
このギャラリーは通りのドアが閉まっていると思いますが、デジコードを入力しなくてもボタンを押すだけで扉が開きます。
あとはマレ地区でごゆっくり
小さなギャラリーに行ってみると、ガイドブックには載っていない素敵な作品やアーティストに偶然めぐり会えたりしてなかなかいいものです。
ギャラリーを覗きながら通りを南に下りていくと、フラン・ブルジョア通り(Rue des Francs Bourgeois)に行き当たります。
マレ地区にたくさんあるブティックでお買い物をするなら右に曲がりましょう。
ひとやすみするなら左に行けば、美しいヴォージュ広場がすぐそこです。
特に目的がなくても、ぶらぶら歩くだけでも楽しい地区です。
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