100年もののフライパンの焦げをこそげとってやりました

ここの家のフライパンは19世紀末の作だそうです。

現在52歳のフランス人のひいひいひいおばあちゃんの持ち物だったそうで、その昔はブルターニュの別荘にあったそう。

紆余曲折あり、現在は日本人の私が毎日のように使用しています。

 

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思えば最初からこんなんだったんですけど、

 

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何せ100年以上前のフライパンだしと思ってたんですけど、

 

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…汚くね?

 

だいたい、最近フライパンのふた(サイズ合ってない)が妙にギトギトになると思ってたんですよ。

で、フランス人ときたら「ふたがだめなんだよ、買い替えよう」とか言うんですよ。

十中八九、フライパンの外側の汚れのせいだと思う。

そういうわけで、焦げをとってみることにしました。

 

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焦げをとってみた・一日目

ググってみたところ、重曹を使うといいとか焦げを焼き切るとか出てきたんですが、かったるいので手近なものでとにかくこそげとることにしました。

テーブルナイフを使ってシンクでがしがしやると、なかなかどうして快適です。

たぶん汚れがひどすぎて、そのぶんよく落ちるものと思われます。焦げの厚みがすごい。

 

一日目はこういう感じで終了しました。

まだ模様のふちに取りきれていない部分が。

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焦げをとってみた・二日目

面白くなってきたので、二日目は大きな鍋に水を張って火にかけ、フライパンをしばらく熱湯でふやかしてからとりかかりました。

とりやすい焦げは昨日とってしまったので、けっこう力仕事です。両手を使ってナイフに力をかけつつ、こそげとっていきます。

いよいよ第二次世界大戦前の焦げに入った感じの固さです。

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ふちの模様もくっきり出てきました。っていうか模様あったのか!

ラインのがたつきに19世紀を感じますね。

全体をこの調子ですすめて、最後にフライパンの底部分を削り、終了です。

 

ビフォーアフターをごらんください

前後を比較するとこんな感じ。

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きれいになりましたよ!

しかし作業前のフライパンの禍々しさが魔王状態です。なんで青く光ってるんだろう。

 

力技でもなんとかなりました

テーブルナイフでこそげとる戦法は、かなり原始的ですが、簡単だし手軽です。これで五徳の焦げもこそげとってやりましたよ!

それにしてもフランス人の物持ちのよさがすごいです。

使い込んだ鉄のフライパンは油も馴染んで焦げ付きにくいし、テフロン加工よりなんとなく安心だし、ずっと使えていいものですね。

ここの家のフライパンも、この調子で22世紀を目指してもらいたいものです。

 

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