【免許切替2018/92県】フランス運転免許証の申請手続きまとめ

2018年1月に運転免許証の切り替え手続きをしました。

私は2017年4月にPACSで滞在許可証を取得したので、フランスで運転したければそこから一年以内に日本の運転免許証をフランスのものに切り替えないといけません。

ということで、今回の一連の作業をまとめておこうと思います。

 

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書類提出の予約

4月までには書類を提出しないといけないのに、役所のサイトで予約がなかなかとれません。

「RDV Simpleっていうサイトでお金を払えばとれるよ」

という話も聞きましたが、公的サービスを利用するのにそれは納得いかない。

と思いつつ1月に入って、期待せずにもう一度トライしたところ予約がとれました!

どうも今までもはや機能していない予約ページにアクセスしていた模様です。こんなものを残しておくなんて罠だ…

オードセーヌ県(92)の免許切り替え予約の正しいURLはこちら。(2018年1月現在)

11 - Echange de permis de conduire étranger délivré hors UE et EEE - Préfecture de Nanterre - Les services de l'État dans Hauts-de-Seine
Les services de l'État dans Hauts-de-Seine

準備のためにできる限り遅い3週間後の予約をとって、確認のメールも受領しました。

 

書類の準備

予約が確実にとれたところでいざ法定翻訳!

と思ったら、日本で取得してきた「運転免許経歴証明書」「無事故無違反証明書」の有効期間が切れておりました。

ああ。有効期間6ヶ月にしてくれればいいのに。

いやそもそも罠サイトを削除しておけといいたい。

というわけで家族にも協力してもらい、急いで証明書と翻訳を手配しました。

  • 1月5日 日本で「運転免許経歴証明書」「無事故無違反証明書」を申請
  • 1月9日 証明書を受け取り、スキャンしたデータを法定翻訳家に事前送付
  • 1月10日 証明書を日本からフランスへ郵送
  • 1月16日 フランスで受け取り
  • 1月18日 証明書を翻訳家のもとに持参、法定翻訳完成

証明書が間に合うめどがついたところで、役所のサイトを参照しながら、書類の記入事項などもぼちぼち進めていきます。

 

提出した書類

役所の予約当日、私が持参した書類です。

このページのDémarcheで確認するのが確実ですが、ご参考までに。

  • 申請用紙2枚
  • 運転免許証(原本提出)
  • 身分証明書(パスポートを持って行きました、が)
  • 住居証明(状況によって異なります)
  • 合法的なフランス滞在を示す書類(滞在許可証原本確認、コピー提出)
  • 運転経歴証明書と法定翻訳(原本提出)
  • 運転免許証の法定翻訳(原本提出)
  • 写真4枚(うち2枚は申請用紙に貼付)

パスポートとそのコピーは求められませんでした。

どうやら滞在許可証が身分証明書の役割も果たすみたいですね。

 

住居証明の例

住居証明は状況によって必要な書類が異なり、パートナー宅に居候している私の場合は

  • 彼が作成した証明書、彼と私の署名入り(原本提出)
  • 彼の身分証明書(コピー提出)
  • 彼の名前の入っている、ここ6ヶ月で発行された水、電気、ガスなどの請求書(コピー提出)

という内容でした。

EDFの請求書はここ6ヶ月分を全て用意していきましたが、直近のコピーだけ受け取って、あとは返してくれました。

6ヶ月分全部じゃなくて、ここ6ヶ月で発行されたものが一通でもあればいいということだったのかしら。謎。

 

当日の流れ

当日は時間に余裕を持って役所に行き、呼び出された窓口で言われた順番に書類を渡しました。

予約があるので並んだりしなくて大丈夫です。

メールで受け取った予約確認書をプリントアウトして持って行くと、どこもかしこも並ばずに通してくれます。

 

私はいずれも法定翻訳で「運転経歴証明書」「無事故無違反証明書」を用意していきましたが、どちらかでいいとのこと。

まあ、窓口レベルで対応が違うことのある国ですから、念のため両方準備しておいたことを全然後悔はしてないですけどね。

翻訳料金もけっこうかかってますけど全然残念に思ったりしてないですけどね。

 

運転できる証明書を発行してくれました

書類を受け取ると、提出した4枚の写真のうち1枚を貼って「免許証提出証明書」的なものを発行してくれました。

切り替えられた免許証を受け取るまで、この証明書で運転ができるそうです。

免許の発行までどれくらいかかるのか一応聞いてみましたが「証明書が4ヶ月有効だからその間は気長に待ってください」とのこと。

 

免許の受け取り

9月6日にようやくフランスの運転免許証が書留で郵送されてきました。気長に待ったら7ヶ月以上かかりましたよ。

発行は2018年8月下旬で、有効期限は2033年です(!)。

これで当分はフランスの免許手続きのことを考えないで暮らせそうです。めでたし。

 

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コメント

  1. Naoji より:

    こんにちは。三ヶ月前に渡仏し現在アントニーに住んでいます。私もそろそろ運転免許の更新をしようと思っていますが、オードセーヌ県では「運転免許経歴証明書」「無事故無違反証明書」が必要なんでしょうか?大使館が発行してくれる「日本の運転免許証の有効性に関する証明書」だけでは不十分なんでしょうか?色々調べていますが、いまいちよくわからないので質問させていただきました。

    • しほ より:

      こんにちは!私はservice-publicの情報を参考にして書類を準備しています。
      https://www.service-public.fr/particuliers/vosdroits/F1460
      Démarcheに「traducteur habilitéによる翻訳」という記載があるので、やはり法定翻訳をお願いしました。
      翻訳家のかたによると「運転免許経歴証明書」だけで通る可能性のある県庁もあるようですが、「無事故無違反証明書」との二通揃えれば万全ということだったので、免許証の翻訳もあわせて三通お願いしました。翻訳家のリストは「traducteur habilité」のリンクをたどれば出てきます。私はいつも15区のかたにお願いしています。

      アントニーのプレフェクチュール、なかなか強力ですよね。お互いうまくいくといいですね。免許証の切り替えはナンテールですが、あそこもどっこいどっこいな印象ですし。

  2. Naoji より:

    しほさん
    お返事どうもありがとうございました。もう少し掘り下げて質問させて貰いたいので、可能ならメールいただけませんか?

    • しほ より:

      私の経験した範囲のことであればシェアできますよ。
      今メールを送ってみましたので、もし届いていなければお知らせくださいませ。

  3. アキ より:

    こんにちは
    「運転免許経歴証明書」「無事故無違反証明書」の有効期限は,翻訳業者から言われたものでしょうか?情報があればお教えいただきたいです。

    • しほ より:

      アキさん、こんにちは。
      証明書の有効期限は、記事内に貼ってある役所URLのDémarcheに
      「attestation de droits à conduire de moins de 3 mois délivrée」
      という記載があったため、3ヶ月以内のものを提出したという経緯だったと思います。
      管轄の地域によって違うかもしれませんが、ご参考までに。

  4. あや より:

    唐突に失礼いたします。
    少々焦っているもので、不躾に申し訳ないのですが、こちらで相談に乗っていただけたらと思いまして。。

    92県ナンテールで、3月末に迫った初めての滞在許可証更新、免許証切り替えを控えています。
    ここ10日ほど、気がつけばPCをチェックして、というのを繰り返していますが、予約のページに
    進めません。
    記事にある免許証の切り替えサイトを何回も試しましたが、予約がとれる気配がありません。。。
    滞在許可証のほうも、おそらく同じような予約を取る、のページからだと思うのですが、いまいち
    わからず、、、
    何かやり方を間違えているのかと不安になってきています。
    しほさんの時には予約ページに簡単に進めましたか?時期が悪いのでしょうか?
    何か教えていただけると助かります。
    過去のページからすみません。

    その他、記事楽しく拝見させていただいております。
    とても読みやすく、考察が深く、ためになるものが多く感心しております。

    • しほ より:

      あやさん、こんにちは!手続き大変ですよね。

      今ひととおり見てみたのですが、免許切替の申請方法もURLも変わったわけではなさそうですね。
      でも私もやっぱり「いっぱいだから後ほどトライしてください」的なメッセージが出て、予約ページに進めませんでした。

      滞在許可証も同様に
      http://www.hauts-de-seine.gouv.fr/Prendre-un-rendez-vous#Nanterre
      から見てみましたが、PACS案件だとナンテールもアントニーも「後ほどトライ」で、ブーローニュだけがほんの少し空きありの表示でした。

      ということで、予約ページはきっと間違っていないと思うんですが、
      ・よっぽど混んでいるのか
      ・新規予約を解放するタイミングが定期的にあってタイミングが悪いのか
      ぐらいしか思いつきません。。

      あ、そう言っている間にブーローニュの空きもなくなりました。やはり混んでるのでしょうか。
      滞在許可証に関しては2018年の申請のとき、アントニーで1月の時点で3月まで予約がいっぱいで、結局4月の予約になったので、今も混んでいるのかもしれません。

      この状況に自分が遭遇したら、できるだけサイトを見つつ、本当に期限が危なくなってきたら、直接コンタクトでどうにかゴリゴリ押そうと試みるだろうと思います。
      解決になっていなくて申し訳ありません!

  5. あや より:

    しほさん

    わざわざしほさんまで試してみていただきありがとうございます、、、
    大変感謝しております。

    やはりやり方が間違っているというわけではなく、本当に空きがないということなんですね。
    何かコツがあるのか何なのか、、、と思っていたので、間違っているわけではないと知れただけでもよかったです。

    いつまでこの不安な気持ちを抱えたまま過ごさなければいけないのやら、、、途方にくれてしまいます。
    あまりにも空きが出る気配がなくて、、、。

    ゴリゴリ押すところまで引っ張るかもしれませんが、ゴリゴリの方法がまずわかりません。苦笑
    どうもありがとうございました!

    またコメントさせてください。ブログもツイッターも楽しみにしております。

    • しほ より:

      あやさん

      いいえ、とんでもないです!
      URLはきっと合っていると思うんですよね。免許のページは私もそこから予約をとりましたし、滞在許可証のところも予約可の日時が一瞬出ましたし。

      なのでもうしばらくアクセスしてみて(今朝見ていた最中にブーローニュの予約が取れなくなったので、月曜の朝イチで予約カレンダーが更新されるとかないでしょうかねぇ・・)、どうしても期限が残り少なくなってきたら、電話してみるとか出向いてみるとか、とにかくできることをやってみるしかないと思うんですよね。
      そこまでならないことを祈ります!

      いろいろと心配になってしまいますが、なぜか辻褄が合ってしまうことも多いフランス生活ですから、元気を出してお互いがんばりましょう。
      今回のことはたいしてお役に立てませんでしたが、またいつでもコメントお待ちしています!

  6. ゆき より:

    だいぶ前の投稿にコメント失礼します!2月にオンラインで免許の切り替え申請したんですが、音沙汰なしで心配していました。しほさんは7ヶ月かかったとのことで少し安心です。発行までにどれくらいかかるのかって意外と情報がないので助かりました!気長に待ってみます。

    • しほ より:

      ゆきさん
      私もこれまでにいろいろな情報を検索してやってきましたので、自分の書き留めた情報がひとつのケースとしてなにかしら参考になれば、このブログを残している甲斐があります。コメントをくださって本当に嬉しいです。ありがとうございます。

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